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自治体の皆さまへ

地域とともに歩む西川町立病院

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山形県西川町

■町立病院が生き残れるかどうかは令和9年度に判断します!
4月のとある午後診療時間、待合室には誰の姿もありませんでした。

今号は、3月末に策定した「西川町立病院経営強化プラン」の中から、町が重要な課題として捉えている病院事業の収支と、その状況を踏まえた町立病院の今後の方向性に関する考え方を紹介します!

◆重要!町立病院の診療所化を検討
・町立病院は、これまで、人口減少等により収益が下がる一方、病院会計に一般会計から3億円弱を繰入れて、なんとか黒字化を維持してきました。
・しかし、コロナの補助金がなくなる令和5年度以降は、黒字化するのに一般会計から4億円弱を繰り入れることとなります。これでは町の財政を圧迫することから、今年度より、一般会計繰入の限度額を3億円とし赤字運営にします。累積赤字を抱えながらも国が求めている令和9年の黒字化を目指しますが、計画通り進捗しなければ、病院の診療所化を検討せざるを得ません。
・町としては、唯一の医療機関としての町立病院を維持するために、この危機感を町民の皆さまと共有し、病院をご活用いただき、計画を実行させたいと考えます。

▽5年度収支がマイナスになる理由は?
(1)入院や外来などで町立病院を利用する人が減っているから。
(2)町立病院を利用する人が減ることで収益も少なくなっているから。
(3)医療提供に必要な医業費用が増えたから。
(4)4年度はコロナ対応に関する補助金(約7000万円)のおかげでかろうじて黒字になっていたから。

▽収益的収支の推移と今後の計画 (単位・百万円)

※令和4年度の金額は実績値
※令和5年度の金額は経営強化プラン策定時の見込額

■経営の厳しい今だからこそ、ご利用ください!
町唯一の医療機関である町立病院を守り、維持するため、私たちは経営の厳しい今だからこそ様々な取り組みに挑戦しますので、町民の皆さまもぜひご協力をお願いいたします。

◆約束とお願い
・町民の皆さまの「かかりつけ医」になります。
・相談や苦情には迅速かつ丁寧に対応します。
・健診や予防接種は町立病院をご利用ください。

※西川町立病院経営強化プラン(詳細は、本紙2次元コードよりご覧ください。)
※ご意見箱は会計窓口左側に置いています。

■病院トピックス
◆武田院長が地域医療貢献奨励賞を受賞!
このほど、武田隆院長が、長年にわたり、献身的に地域医療に取り組み、医療水準の向上に寄与されたことを高く評価され、「第17回地域医療貢献奨励賞」(一般財団法人住友生命福祉文化財団)を受賞しました。
武田院長は、平成4年に町立病院に着任後、通算31年間にわたり、診療や保健健診事業等に尽力されています。

▽武田院長コメント
西川町立病院に赴任して32年目になります。わが町は開業医不在にて町立病院が唯一の医療機関です。これからも町民の医療の砦を守るために、老骨に鞭打ちながら、頑張っていきます!

◆豊かな自然が大好きな山川先生が着任!
4月から山川洋平先生が内科医員として着任いたしました。先生は山形市のご出身で、これまで山形県立中央病院や公立置賜総合病院、小国町立病院で内科医/消化器内科医として勤務されてきました。

▽山川先生のコメント
自然豊かな場所が好きな私にとって、西川町での勤務が非常に楽しみでワクワクしています。またサウナも有名だと聞いたので、ぜひ訪れてリフレッシュしたいです。病院では胃カメラや大腸カメラも担当します。皆さまの負担にならないような検査、診療を目指し、同じ目線で健康管理ができるように精一杯頑張ります。よろしくお願いいたします。

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