まちづくりに関する活動や近況などを西川町長・菅野大志が綴ります。
■今月の大ニュース!
『ずっと転入者より転出者が多かった西川町。令和5年度は転入・転出が同数!70年間で初!』
1.人口の社会減少(転入-転出)がゼロに!数字的には活気がでてきました。
令和5年度の人口移動で転入者114名・転出者114名と同数となり、社会減がゼロとなりました!これは、西川町が始まって以来の出来事です!これまでの西川町は、転入する方よりも転出する方の方が多いのが当たり前の状況。Uターンしたい、西川でこれがしたいをつなぐ課を中心にきめ細やかに対応し、結果がついてきたのだと思います。為せば成る!
移住希望者にきめ細やかに対応できたのは、つなぐ課、建設水道課、町民税務課等が連携を図り、移住サポートチームを立ち上げ、対話会やアンケートを通じて、どんな住宅を建設すべきか情報の集約をしたからです。
令和5年4月に「町営みどり住宅1LDK・2LDK」12戸は満室!
令和6年3月に完成した3LDK(海味2)は残り1戸、5月に完成した吉川の1LDKも残り4戸。これからは雇用が大事!そういえば、連休中、故郷の力になりたいとUターンの相談を3件受けました。そのためには、除雪負担の少ない住宅の整備と雇用を用意する必要があります。難しいのが「雇用」。今年は、園地を7カ所借りて、山菜収穫の朝活をしています。このまま進捗すれば、10年後(2034年)に人口増も夢ではありません!
▽最近の西川町の人口推移
2.ファンづくり・人材育成が順調→次は、住みやすさを実感へ!
西川町は、「最もファンづくりがうまくいっている町の1つ」と評され、上記のような人口の動き、ファンからのお金・知恵の流入が多くなってきています。西川町は、成功事例として「自治体通信」に「つながりを築いて周囲を巻き込み、人口増加という奇跡を起こす」と題した記事が掲載されています。
また、組織改革と人財の育成が功を奏して、国の補助金を上手に獲得している自治体とも評されています。職員1人1人が意思決定権をもつ柔軟な組織づくりを行い、職員各世代に補助金を見つける!書ける!人財がそろってきました。
このため、今年度は、補助制度の少ない高齢者支援政策の財源獲得に向けて、個別の課題をじっくりと聞き取って方針を定め、来年4月には、財源を確保した上での高齢者福祉の充実を実施し、「住みやすくなったなぁ」を実感できるようにいたします。もう少しお待ちください。
1つお願いですが、少人数でも高齢者との対話会を開催したいので、ぜひお声がけください。
吉川4のミニデイ、水沢のミニデイ、小山区の皆さんとの懇談会、岩根沢での桜を見る会、水沢区や入間区の皆さんとの直会・綱取の皆さんとの料理、睦合での春まつりなど、皆さんと対話できてとっても楽しかったです。
3.区間新!奥山陽斗(はると)さんに学ぶ!「あきらめない心!」
大型連休前半に行われた県縦断駅伝2日目の第15区(村山~東根…6.1km)で、東海大山形高2年生の奥山陽斗さん(海味)が19分36秒の区間新記録を打ち出しました。
陽斗さんは、中学生の時は剣道部、陸上部に入部し、諦めず同級生や先輩についていった結果だと思います。第15区は、先輩や同級生の方が速い記録を持っているにも関わらず、自分を信じ、果敢にチャレンジして打ち勝ったことに感動しました。
翻って、西川町は、課題が多くて現状維持だけでも難しいと考えていましたが、陽斗さんのように、『自分や仲間・先輩を信じて挑戦をし続ければ、日本で最も輝く町・令和12年度に人口増加を成し遂げられるのだと』勇気がぐーと湧いてきました。
陽斗さんの今後の活躍が楽しみです!頑張って!応援しています!
4.後藤信子先生に学ぶ「私を育ててくれたのは西川町」
今年、西川町出身の後藤信子先生が山形市民文化賞を受賞しました。後藤先生は、70年以上にわたり茶道に精励され、現在でも後進の指導育成に取り組んでおられます。茶道に加え、西川町では、そろばんを習った方も多いのではないでしょうか。
町としても敬意を表して、4月20日に行われた「さとう宗幸チャリティコンサート」にお招きしたほか、4月25日には、教え子となる後藤武志郎さんや菊地みえ子さんが中心となり、先生との懇談会を開催しました。お話する機会をいただき、私は、はっとさせられたことがあります。私が先生に「いつも西川町をご支援いただき、ありがとうございます!」とお礼を申し上げたところ、先生は「お礼を言われるものではありません。当然のこと。だって私を育ててくれたのは西川町なんだから」と返されました。
私自身も「なんでそんなに頑張れるのか?」とよく聞かれます。先生の言葉を聞いて、私も走り続けられている源泉は「私を育ててくれた故郷のためだから!」と、明確に答えていきたいと思います。
後藤先生の言葉をいただき、進むべき道が明確になりました。後藤先生、本当におめでとうございます。そして、ありがとうございました。
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