昨年7月24日、約50名の皆さまにご参加いただき「町立病院対話会」を開催しました。この時に集約したご意見の内容は病院のホームページに掲載していますが、一部に対して、現時点で病院としての考え方や現状をご紹介いたします。
■病院の経営に関すること
問:ホームページで経営状況など病院の情報を発信してほしい。
答:今年度から毎月の町広報紙で病院の情報を紹介しています。状況なども今後掲載する予定です。
問:経営努力をするべき。
答:町では新たにデロイトトーマツ社など連携企業からアドバイザーに就任いただき、経営を改善していきます。
■診療や救急に関すること
問:タブレットでの診療受付やオンライン診療等のデジタル化を目指してほしい。
答:昨年度から県の実証事業でオンライン診療を始めています。今後は「つながるくん」を利用して実施できるようにしていきたいと考えています。
問:整形外科の医師と町立病院医師の定期受診の曜日を同じにしてほしい。
答:整形外科の診療を行う「外来(3)」の診察室は、同時に2人の医師が診察できる環境ではないため、同じ曜日にすることはできません。
問:夜間診療は大変ありがたいが、予約以外の受入れもしてほしい。
答:完全予約制で月2〜3回実施する夜間診療は、医師1名での診察のため受け入れられる人数に限りがあり、予約以外の対応は困難です。
問:土、日、祝日、夜間の受入体制を充実してほしい。
答:急患は24時間365日の対応を行っています。休日や夜間は医師1名、看護師1名での受け入れです。急患の可能性もありますので、来院前にお電話お願いします。
■検診や入院に関すること
問:健診事業は非常に助かっている。
答:令和5年度は約1300人の方々が町立病院で健診や一泊ドックを受けています。6月の健診を希望する方が非常に多く、9月頃であれば今からでも受入れ可能です。
問:非常に低い病床利用率を高めていく必要がある。
答:これまで以上に町外の患者受入れを行います。
また、病院経営プランに基づき、令和7年3月を目途に一般病床43床を28床に減らして利用率を高め、経費の削減に努めます。
■最も大切なこと
問:誰もが気軽に相談できる病院になってほしい。全ての患者と寄り添える医療従事者であってほしい。
答:常に患者さんのことを理解し、適切な対応を行う「接遇」の実践は、全職員に求められる重要なスキルです。そのために必要な研修、職員教育を秋ごろに実施する予定です。
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