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自治体の皆さまへ

菅野大志の「いどばた会議」vol.23

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山形県西川町

まちづくりに関する活動や近況などを西川町長・菅野大志が綴ります。

■今月の大ニュース!
『ミニデイをたくさん開催予定! どこでも福祉サービスを等しくいきいきと!』

1.ミニデイをたくさん開催! ぜひぜひ、ご参加ください
(1)課題と目的
地域が主体となり、地域ごとに集まって体操や食事、温泉にはいったりと、さまざまな活動を通して健康寿命を延ばし、人と人を結ぶミニデイ活動。これは、私も、吉川、上間沢、綱取で参加させていただきましたが、山菜のこと、困っていること、健康のことなどの情報を交換しながら、みんな笑顔になる活動でとっても大切であると感じています。だからこそ、町は、1回開催あたり10,000円、参加者1人当たり200円を支援してきました。
しかし、人口減少やコロナ等により、地域での運営が厳しくなり、各地域で差が出てしまいました。令和5年度は、4回以上の開催は11地域、西部を中心に未開催は7地区と地域差が…。(本紙P2のグラフをご覧ください)本来、福祉サービスは誰もが等しく受けるものです。ここが西川町の東西問題と認識しました。

(2)課題を踏まえた対応
問:なぜ、今、ミニデイか。
・コロナを契機に激減したミニデイは、コロナ後の再開に地域差があります。これまでの開催後の支援に加え、地域が開催してもらえるように開催前の支援を強化しないと、地域差がついてしまいます。
問:なぜ、各地域で開催ができなくなってきたのか?の声を踏まえ、
・運営を行う人がいない。また、少なくて地域だけでは開催が難しい。
→西部を中心に保健師と集落支援員(本道寺、大井沢)の増員・派遣。
・従来の開催主体である老人クラブの解散
→地区で運営が異なり、公民館が支援する地域もあります。再開に向けて情報共有が必要。
問:町に予算やマンパワーはあるのか?
・令和6年度は、高齢者福祉を再構築する元年と位置付けています。
デジタル住民票発行・サウナ売却の歳入で得たお金1,000万円以上を高齢者支援基金に貯めています。これらを有効に使っていきます。また、春に保健師1名を採用したほか、町職員が補助金にチャレンジして、タブレットを活用した地域活性化の予算をとりました。

(3)令和6年度の開催予定や支援
1:ミニデイ再開に向けて、健康福祉課を中心に地域で対話し、町が支援できることや気持ちの面で再開しようと思ってもらえるように寄り添いました。それに地域が応えてくれました!

2:6月4日、地域が運営しやすいように、各地区の情報交換を目的とした対話会を開催。40名以上に参加いただき、熱量を感じた対話会でした。
3:今後、お茶のみ拠点をつくってもらえる各地区集会施設や店舗に対して、改修支援金を6月補正予算に提出。財源は、デジタルで稼いだ「高齢者支援基金」です。

2.間沢の交流施設(TRAS/トラス)完成! 6月30日(日)10:00~オープン
トラスは、「あいべ」の向かい側にあり、地区を越えて町民と町民、あるいは町民と西川ファンの交流を進め、関係人口・西川ファンを増やすための施設です。延べ10回に上る対話会を重ねて、みんなの台所、コインランドリー、会議室、子どもの遊び場など、対話会でいただいた意見を踏まえた「こうなったらいいな」という施設になっています。これまで対話会に参加いただいた、延べ300名以上の皆さまありがとうございました。おかげさまで、シェアオフィスには町外企業が5社程度、入所いただきます!西川の工芸品を随所に感じられるようになっています。ぜひ、6月30日のオープニングイベントにお越しください!

3.今年は、町制施行70周年! 7月27日(土)に記念イベント!
西川町は、4つの村が合併し「西川町」となって70年の節目の年を迎えました。
西川町の総合計画を策定する際、開催してほしいという声が最も多かったのは、月山湖で開催していた花火大会です。「月山湖で花火大会を開催していた頃の西川町は元気だった。開催してほしい」「花火大会がなくなってから元気がなくなった」という声をいただきました。
今年は、観光課・かせぐ課・月山朝日観光協会の頑張りにより、国からの補助金を得て花火大会を復活できそうです。会場は、あいべ周辺の予定です!

4.山の恵みをなんとか雇用に! 総合開発が綱取、大井沢で実践
現在、西川町総合開発には、ふき、なめこ、わらびの加工品がほしいとの声をいただきます。しかし、まとまった量がとれず、お断わりすることもしばしば。もったいない。
このため、山菜づくり、きのこづくりをして西川のおいしいものを東京に届けたい、また、西川に帰ってきたい方のためにも雇用を増やしたい!そんな思いから、大井沢の皆さま、綱取の皆さまから教えてもらい若手と一緒にチャレンジしています!

5.西村山広域消防の皆さま、西川消防団の皆さま、本当にありがとうございました
最近、県内でも林野火災、住宅火災が続いています。休日の夜、大井沢で発生した火災では、西村山広域消防、西川町消防団の皆さまが、深夜から朝方まで6時間以上にわたる必死の消火活動にあたっていただきました。ありがとうございました。特に、西川町消防団は、当日の朝に消防演習訓練を実施した後であったため、その疲労は想像することができないくらいです。日頃の訓練を通じて、組織的に迅速な指示・行動により延焼することなく鎮火に至ったのだと思います。今、空気が乾燥しています。火事は、一瞬にして財産を奪います。その通りです。火の取扱いに気を付けていきましょう。

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