文字サイズ
自治体の皆さまへ

菅野大志の「いどばた会議」vol.30

2/17

山形県西川町

まちづくりに関する活動や近況などを西川町長・菅野大志が綴ります。

■今月の大ニュース!
『西川町がテレビで全国放送され、赤澤大臣に説明する機会をいただきました!』

1.来年度、過去最大の予算をもって、寛容な、楽しい地域を創ります。
昨年は、内藤副町長、前田教育長はじめ職員のがんばり、町民の皆さまの町への想い、小中学生の地域・町民に対する愛が結実し、西川町にとって飛躍の年になりました。個人的にも片時たりとも「町のため」を忘れずに行動しておりましたが、今年は少しじっくりしていきたいと思います。
さて、昨年は、20年ぶりに復活した夏まつり・花火大会、トラスのオープンのほか、西川町は、次のように国連や国からも高い評価を受けました。
・サウナで町おこしの成果を評価いただいた「日本サウナメディア協会の特別賞」
・日本で14地域が認められた「観光庁の高付加価値なインバウンドモデル地域」
・あるものを活かした観光地に贈られる「国連世界観光機構のベストツーリズムビレッジ」
今年も、西川の活性化のため、このテーマで頑張ります!

◆時勢をとらえた西川らしい政策を一体感をもって実行し寛容な楽しい町を創る!
(1)西川らしい政策とは…
全国的に成功している政策が西川で成功するとは限りません!西川に合う政策はなにか研究するしかありません。しかし!西川町には、政策が合いそうかどうかを検討するデータがありません。民間企業が、商品を売る前にはデータ上の根拠があって商品をだします。このため、町は、データを獲得する政策にチャレンジしたり調査やアンケートを実施するしかありません。
例えば、ご心配をおかけした「キャッシュレスキャンペーン」。狙い通り、政策の影響やさまざまな購買データを得ることができました。これを分析して、次回は、事業者への換金も早く、事務も効率的で、資金が町で循環する「つながるクーポン」を実施しようとなりました。データをとる過程で西川に合わない政策があるかもしれません。これからもデータがないものは、その獲得のために実施することもございます。これらは、西川の飛躍のために必要な過程であり、責任は全て私が負う覚悟です。

(2)一体感をもって実行とは…
最近は、デジタル・コロナ・気候変動など時代の流れが速く、何が正解かわからず、明治維新期に類似しているとさえ言われています。西川町は、維新期の長州藩のような疾風勁草(しっぷうけいそう)の政策を実施できていると感じます。ご存じのとおり、当時の長州藩は、禁門の変、下関戦争に敗れ、内戦も続きましたが、時勢を読み、最新鋭の武器をそろえて、泰平の世の中でも戦いに慣れ、2度にわたる長州征伐に勝利しました。
同じように、役場では、最新鋭ノートパソコンを導入して情報を共有しています。これにより、タブレットを獲得するために、半年で2000人以上の方にマイナンバーカードを交付。また、職員一丸となって、つながるクーポンの利用を95%とするなど、目標を全員で成し遂げる組織となってきました!

2.赤澤経済再生担当大臣にご説明!
テレビでの全国報道が縁で、赤澤亮正経済再生担当大臣と意見交換する場をいただきました。
西川のかせぐ取組とNFTを活用した関係人口を取り込むコツなどをお話しました。お忙しい中、大臣は45分間も時間を割いていただき意見交換。
大臣からは「西川町の先進的な事例を発信していきたい。トップランナーとして国と協働できるところは協働してほしい」といただきました。

3.来年度、80億円規模の予算で寛容で楽しい町づくり
昨年も50回以上にわたる対話会や要望会、個別のご提案などもいただきました。おかげ様で、職員は、前例にとらわれず、町民の皆さまの課題を解決するような政策を考える力がついてきました。上回る80億円程度で予算編成をめざします。
当初予算額は、就任以降、56億、67億、75億、来年は80億円以上を想定。
地方創生交付金の恩恵を得るため、11月29日の国の説明会の翌営業日の12月2日に、古巣の内閣官房に西川のやりたいことを相談に伺いました。「さすが、西川さんはOBが2人もいるので、書き方がうまい」との評をいただきました(笑)

4.「仙山カレッジ」in西川町、過去最高の約170名が参加者!
基調講演を承り伝えたいことは3点。
(1)広報は、誰に届けたいかによって、広報内容や方法が決まる!
(2)無理だと思っても、与えられた環境で最善を尽くす
(3)事業をするかどうか迷ったら、SWOT(強みと弱み、競争相手等を整理)分析して、実行を決めよう

5.正月に奥山繁先生の「ふるさとの谺(こだま)」を拝読
『誰もがなつかしく感じる響きふるさとの谺(こだま)』と『ふるさとの遺産』を拝読して、繁先生の鋭い感性に感銘を受けました。生活していて、なんとなく感じていたことを活字化していただいていると感じました。
その一節の「かた雪」に「雪国の子供たちにとって春を感じる現象であり、ふるさとの懐かしい思い出づくりの1つ」とある。幼いころの懐かしさと同時に、子供たちには西川ならではの体験をしてもらいたい!また、かた雪を観光に活かしたい!こんなヒントをいただきました。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU