中央公民館内9:00~17:00
■森の子ども図書 No212
『なまえのないねこ』
文:竹下 文子
絵:町田 尚子
ぼくはねこ。名前のないねこ。小さい時はただのこねこで大きくなってからはただのねこだ。
まちの皆は名前をもっている。レオ、げんた、チビ、つきみ。ハイジ、クララ、じゅげむ、ミミ、しろまる。……だけどぼくは名前で呼ばれず、さけばれる。やまない雨の中、心が雨の音でいっぱいになりそうなとき、聞こえた。「ねえ。おなかすいてるの?」
○交流サロンポスト
月~金 12時30分~17時30分まで
※12・1・2月は17時閉館
※祝・盆・正月は休み
■百年の藍
増山 実/小学館
1923年、鶴来恭蔵は中学で憧れとなった画家の竹久夢二を探すべく東京浅草に来ていた。色覚異常持ちだった彼は夢二の描く藍に心を救われ、礼をしたかった。運よく夢二と会い、礼と再会の約束をするも会うことはなく恭蔵には他に様々な壁が立ちはだかる。恭蔵とその周りの人が織りなす百年の藍の旅路。
■ニーチェ自分を愛するための言葉
齊藤 孝/PHP新書
SNSの時代の中、自信を持てなくなっている若者へ送る「世間、常識を度外視し、自分を愛するための言葉」が厳選された一冊。本質を抉(えぐ)る重く、深い名言の数々が、蔓延する軽薄な言葉を祓い、自己承認欲求を満たすゲームで失われた自己肯定を取り戻す。哲学者ニーチェ著作を40年以上読み続けた斉藤孝氏が解説付きで紹介する。
■10月新刊本\今月は7冊!/
・カモナマイハウス(重松清)
・極楽征夷大将軍(垣根涼介)
・ハンチバック(市川沙央)
・私たちの世代は(瀬尾まいこ)
・リラの花咲くけものみち(藤岡陽子)
…他2冊
※()内作者名
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