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教育長室から

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山形県金山町

「無人の自動運転のスクールバスからランドセルも背負わずタブレット一つを持った子どもたちが降りてくる。上空には、見守りドローンが飛んでいる。教室では、円卓を囲んだ子どもたちが、それぞれの進度や課題に応じて学習している。先生は、進捗状況をタブレットで把握し、励ましとフォローを行う。分からないことは、AIアシスタントを呼び出せば詳しく教えてくれる。」これは、二〇四〇年に予想される学校の姿です。
教育におけるICT活用は、コロナ禍の三年あまりの間に大きく進展しました。その変化のスピードは、驚くべきものです。この変化のスピードの先に二〇四〇年の姿があるのだろうと思います。
これからの学校はどう在るべきなのでしょうか。学校に求められるものはどんなことなのでしょうか。
先ずは、探究型の授業を一層進めていく必要があります。一斉授業での知識の量を問われる受け身型の授業では、これからの時代に対応できる力を育成していくことは不可能となるでしょう。また、子どもたちが学びの主体者として尊重され、自ら学びに向かう環境づくりを進めていかなければなりません。ICT活用も、待ったなしで進めていく必要があります。活用の仕方について研修を深めながら、授業はもちろん、いろいろな場面で活用していくことが求められます。校則の見直しが話題となり、その動きが広まりつつあります。子どもを主人公とした学校になっているのかが、問われているように思います。本当に子どもが主人公として教育活動が進められているのか、いろいろな視点から見直してみる必要があります。そして、子どもたちと一緒に学校づくりを進めていかなければなりません。

教育長 須藤 信一

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