新年明けましておめでとうございます。町民の皆さんには、穏やかな新年をお迎えのことと思います。新年にあたり、昨年を振り返られている方も多いと思いますが、昨年の大きな変化として、「新型コロナ感染症の位置づけ」が昨年5月から、これまでの2類相当から5類感染症に移行したことが挙げられます。これまで実施できなかった対面の会議や催しなど、コロナ禍前の動きとなって、人的な活動と地域経済の活性化の両面で復活の兆しが顕著となりました。ただ、感染者数は相変わらず、実在していますので、引き続き、うがい、手洗い、適度なマスク着用は行ってほしいと思います。また、昨年の夏の暑さは異常でした。長期にわたって猛暑が続いて、人、作物を苦しめました。動植物の生態系も次第に温暖化に変化しつつあります。イノシシやサルはかつて生息していなかったのが、年々増加しています。国内でも、毎年のように線状降水帯が各所で発生して大災害を発生させています。これら地球温暖化の影響は、今後さらに進むため、世界規模で対策が話し合われても、行動には時間がかかります。当町も一昨年11月に「ゼロカーボンシティ宣言」を行いました。その動きの一環として、各種セミナーを開催して、ゼロカーボンに向けた取組みの重要性を発信しています。昨年10月にはキリバス共和国に帰化されたケンタロ・オノ氏から、キリバス共和国で発生している温暖化の厳しい現実から、待ったなしの対策の必要性を学んだところです。ゼロカーボンにプラスになるライフスタイルを他人事ではなく、自分事として行動していく必要があります。開けて2024年(令和6年)は、当町にとりまして大きな節目となる年です。すでに随所でお知らせしていますが、町制施行100周年を迎える記念すべき年となります。記念事業に相応しい事業やキャッチフレーズ、ロゴマークなど町民の皆さんから多数応募いただき、選定結果をお知らせしています。これらを活用しながら、今年と来年にかけて、特に活気あふれる町として、内外に存在感を示していきながら、町民の皆さんからも喜んでいただける記念事業、後々までプラス効果が持続するような記念事業を実施していきたいと考えております。ご理解とご協力をお願いします。併せて、今年一年が、町民皆さんにとりまして、安らかで実り多い一年となりますことをご祈念いたします。
金山町長 佐藤 英司
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