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就任のごあいさつ 金山町長 佐藤 英司(さとう えいじ)

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山形県金山町

町は今年度、町制施行100周年を迎えます
そして「新たな一歩、元気に着実に」町民皆さんとともに進めてまいります

■更なる「住んで良し、訪ねて良しの町」を目指して
このたび、町民皆さんのご支援によりまして、令和6年4月27日から2期目となる、町長の職を担わせていただく佐藤英司(さとうえいじ)でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。町は、1925年(大正14年)1月1日に誕生し、来年1月1日に100周年となります。時代の変遷とともに、大小無数の課題を乗り越えて、町が脈々と現在に至っていることに敬意と感謝を申し上げるものです。金山町史によると町制スタート時の大正14年の人口が8214人です。意外と多かったと思います。その後の人口推移では、最大が1950年(昭和25年)の10299人、その後昭和60年に8000人、平成17年に7000人、平成27年に6000人、令和4年には5000人を切りました。減少スピードが徐々に加速しています。この減少スピードを少しでも緩めたいところですが、その方策は至難を極めます。少子化対策、定住対策、雇用対策、交流対策などを複合的に推進することで、何らかの道筋が見えるかもしれません。人口減少の影響は社会的にも大きなものがあります。消費購買力の縮小や地域経済力の減退、様々な活動の担い手不足による活動停滞など全体的に活力を低下せてさせてしまう可能性が高くなります。その中で、地域にある力、資源を発掘、再発見して、プラス思考で臨んでいく姿が、こういう時だからこそ大事だと思います。
人口減少下にあっても、それぞれの産業が元気で、各種団体活動や地域活動が活発化し、児童生徒の明るい笑顔と健康長寿の方が多ければ、町全体の活力維持になります。これからも、元気な産業の育成、諸活動・人材の育成、健康づくり推進に特に力を入れ、更なる「住んで良し、訪ねて良しの町」を目指して取り組んでまいります。

■継続する諸課題に果敢に取り組みます
さらに、具体的な取り組み課題の大きな柱として、私は次の6項目を掲げて進めていきたいと考えております。第1に「人口減少カーブを緩やかに」、第2に「町財政の健全化、安定化の維持」、第3に「美しい景観の保全と防災・減災対策の充実」、第4に「未来につながる産業の振興」、第5に「町づくりは人づくり」、第6に「当面の取り組み課題への対応(町制施行100周年記念事業の遂行、町民のためのDXの推進、中央公園化構想の具現化など)」ということです。以上の項目も、これまでの取組みの延長にあるものが大半ですが、容易に成果が上がるものではないと考えられます。それでも、地道に着実に取り組んでまいります。
1期目の4年間では、まず待ち受けていたものが世界中で大規模発生した「新型コロナウィルス感染症」対策でした。何よりも優先課題として取り組むべきものでした。特に初めの2年間はその対応策で、翻弄された状態ともいえるものでした。しかし、徐々に対応策も練られて、3年目には少しずつ規制の緩和があって、4年目には5類への移行となりました。社会の順応性も感じるところです。日本人のマスク習慣や清潔保持の習慣は、大きな効果をもたらしたといわれます。良い習慣は継続したいものです。
待望の高規格幹線道路(東北中央自動車道)「新庄・金山道路」の工事が概ね順調に進んでいます。想定を超える転石の出現で、供用開始時期が令和7年度から8年度以降にずれ込む見通しとなっていますが、工事費の予算額の上乗せ確保など、早期の供用開始に向け工事関係者の精一杯のご努力をいただいております。その供用開始で、当町には画期的な道路インフラ環境が整い、その効果に大きな期待が膨らみます。交流人口の拡大や産業面での物流の効率化・安定化の寄与、更には救急医療や災害時のリスク分散の期待など。それらの効果を確実にするための環境整備も図っていく必要があります。そのため、官民一体となって、知恵を絞って取り組んでいくことが大事なことと考え、そう努めてまいります。
私は町づくりのモットーとして「対話を重視して、公平で誠実な町づくり、オープンでクリーンな町づくり」を心に刻んで、進めていきたいと考えております。そして、「町制施行100周年」、そして101年、102年と「新たな一歩を元気に着実に」進めるために誠心誠意全力で取り組んでまいります。町民皆さんのご理解、温かなご指導、ご協力を心よりお願い申し上げ、2期目就任のご挨拶とさせていただきます。

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