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金山町町制施行100周年記念企画 わたしの願い

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山形県金山町

金山町町制施行100周年記念企画わたしの願い金山町町制施行100周年を迎えるにあたり、「わたしの願い」をテーマに町民の方々からご寄稿いただきました。これをきっかっけに皆さんも今の自分をみつめ、金山町の未来について考えてみませんか?

■平和な日々がずっと続きますように
七日町老人クラブ松柳会(しょうりゅうかい) 伊藤 江久子(いとう えくこ)さん
私は旧樺太で4人姉弟の末っ子に生まれました。父がトラックの運転手だったので、姉が金山で生まれてから樺太に行ったそうです。樺太の冬は寒かったけれど何不自由なく幸せな日々を過ごしたそうです。しかし、戦争が始まると父は軍人として戦場に行きました。終戦後に母子5人で本土に引き揚げて来る時の大変さは母から何回も聞かされ、当時3歳だった私の記憶のようになっています。金山に戻ってからは父の実家(内町)や母の実家(飛森)から援助してもらい何とか生きのびる事が出来ました。81歳になった今、戦争のニュースを見る度に心が痛みます。金山町には近年、県内外から多くの人が訪れ、街並み散策をした後は「蔵の会」でお抹茶と伝八饅頭で金山流のおもてなしをします。昨年立ち寄ってくれたドイツ人の女性の方から「ワタシコノマチスキ」と言われ、すごく嬉しかったです。今の自分に出来ることを続けていこうと改めて思いました。蔵史館から旧中央公民館跡地が見えます。金山町は100年の歴史があります。町の歴史を保存し、芸術文化活動の拠点となる建物がいつ町の中心部に出来るのかを語り合っています。100年後もずっと平和な日々が続く事を祈りながら…。

■町民みんなで目指す、安心で安全な金山町
金山町防犯協会 副会長 松田 重信(まつだ しげのぶ)さん
私は、平成13年から金山町防犯協会会員となり、今年で23年目になります。防犯診断による無施錠車への呼びかけや、各季で行っている青色回転灯装着車による町内パトロールには特に注力し、安心で安全な金山町を目指し、長きにわたり防犯活動を行ってまいりました。しかし、近年では会員の高齢化や、職を持ち、なかなか防犯活動を行うことができていない会員もおり、当協会としての活動だけでは限界があるのではないかと感じております。また、子供を狙った犯罪や、特殊詐欺等の犯罪についても多種多様化しており、今後ますます町民一人ひとりが防犯に対する意識を高めることが重要になるかと思います。朝の散歩や農作業をしながら子供たちを見守ること、ご近所付き合いをしながらお互いに気を配りあうことなど、どんなに小さな意識でも構いません。その小さな意識を町民みんなが持てば、それは大きな意識となり、犯罪を抑制する力になるかと思います。10年先、100年先も安心して暮らせる金山町を目指して、私もこれまで以上に防犯活動に努めて参ります。

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