【特集】ひと紡ぎ(2)

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■美味しいお酒とスイーツで「対話」をこだわりのつまったメニュー
「美味しいお酒とおつまみ、スイーツがあれば『対話』が生まれます。対話が生まれれば、地域づくりのヒントが見えてくるかもしれません」と語る大友さんのオススメドリンクは小麦麦芽を使用し、苦みが少なく柔らかい味わいのドイツ産ビール3種類とビールとレモネードを1対1で割った飲みやすいビアカクテルです。その他にも贅沢でオシャレなフルーツビールや、ピンクグレープフルーツジュレが入った見た目が鮮やで遊び心のあるソフトドリンクを提供しています。
フードメニューを担当している澤野さんのおすすめメニューは5品。外はカリカリ、中はホクホクに揚げた芋と粗びきソーセージをマスタードなどで味付けした「ジャーマンポテト」。「自家製ピクルス」はパプリカ・人参・ズッキーニ・セロリ・きゅうり・大根・カブなど、季節の野菜にスパイスを加え漬けています。カラフルで見た目も楽しく、さっぱりとちょうど良い甘さが楽しめます。「ソーセージ盛合せ」は厳選した3種類のソーセージに乳酸発酵させたドイツのキャベツ料理が盛り付けられています。また、スチームオーブンで焼いた「手作りプリン」は卵の優しい甘味に特製のカラメルソースが絡み、食べ飽きない丁度いいサイズ。「チョコレートパフェ」はアイスとコーンフレーク、ココアスポンジにたっぷりのクリームとバナナなどのフルーツが盛り付けられ、お酒を飲まない方やこどもも楽しめる一品。

■BEST　MENU(ベスト　メニュー)
(1)厳選したドイツビール。塩気のあるドイツ料理を食べながらテラス席で飲む一杯は至福の時間です。
(2)ジャーマンポテト、自家製ピクルス、ソーセージ盛り合わせ。
(3)手作りプリンとチョコレートパフェ。
(4)数種類のチーズの盛り合わせ。きっとお気に入りのチーズに出会えるはず。手がとまらなくなるトルティーヤチップスとサルサソースのセット。
(5)こんがり焼いたトルティーヤの中にはしっとり蒸した鶏胸肉、パプリカ、チェダーチーズが挟まれており、マイルドかつスパイシー。サルサソースにディップすればビールとの相性抜群。隣に並ぶのはピンクグレープフルーツジュレが入ったシュワシュワサイダー。

■町民からみたhutteと2人の人物像
18時。ヒュッテを訪れた三上重幸(みかみしげゆき)さん(柳原)は冷えたビールをぐっと飲みながら「神室の景色を眺めながら飲むドイツビールは最高。金山町を愛している2人がこの店をオープンしてくれて本当に嬉しい。思う存分活躍して欲しい」と想いを語ります。同席していた三上俊一(みかみしゅんいち)さん(新庄市)は「ここは町民の交流の場になりつつある。同席した人との繋がりも出来た。2人ともバーが似合っているし、人柄もいい」と続けます。19時30分。職場の仲間とドイツ料理を楽しむ村山達郎(むらやまたつろう)さん(七日町)は「キャンプ、スキー、サップなどのアクティビティの他にドイツ料理とお酒が楽しめるなんて、最高のロケーションです」と仲間との話に花を咲かせます。
ヒュッテがオープンして数十日。これからこの場所で多くの対話が生まれ、きっかけが出来ていく。大友さんが語る「ワクワクの創造」とは、きっとヒュッテのような集いの場から生まれてくるのだろう。

■「最上に、山形に、金山町あり」多くのきっかけをここから
「町の方に『金山町に来てくれてありがとう』と言われると、自分も町の一員になったのだと実感します。まだ開店して数十日ですが、『インスタみてるよ』、『ヒュッテに来るためにホテルの予約をしました』と多くの反響をいただき、ありがたく思っています。また、協力してくださる方、応援してくださる方。声をかけてくださる町民の方に心から感謝しています。本当にありがとうございます。どんなことも何がきっかけになるかは分かりません。『最上に、山形に、金山町あり!』と多くの人に知ってもらうには、金山に住む我々次第だと思っています。同じ志を持っている仲間を増やして、楽しく、苦労をいとわず、金山町を盛り上げていきたいです」そう力強く語る大友さん、澤野さん。強い決意を胸に金山町での新たな挑戦が始まります。
金曜、20時。去年まで薄暗かったバーカウンターからは賑やかな声が聞こえ、廊下には優しい光がもれる。金山町にまた一つ、夢のある輝きが灯ったようだ。

ひと紡ぎ　完

問合せ：
場所…山形県最上郡金山町大字有屋1400　ホテルシェーネスハイム金山1階
営業…17：00～21：00　金・土・祝前日
駐車場…30台
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