【特集】7月豪雨災害を振り返る

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・令和6年7月7日～10日
・令和6年7月24日～26日

■町を襲った未曽有の豪雨
令和6年7月中旬から降り続いた雨は、最上地域や秋田県南を中心に甚大な被害をもたらしました。金山町では、特に7月7日から10日までの4日間で241mm、同月24日から26日の3日間で265mmと、断続的に激しい雨が降り、金山町の1か月間の雨量としては観測史上最大の降水量である793・5mmを記録しました。
金山町の歴史の中で、避難指示などの避難情報を発令したことはこれまで一度もありませんでした。しかし、7月10日には町で初めて高齢者等避難(レベル3)を発令し、同月25日には避難指示(レベル4)を相次いで発令。
今回の豪雨災害により、町では小学校体育館脇の土砂崩れをはじめ、田畑の冠水や道路への土砂流入など、各地に大きな爪痕を残しました。完全な復旧までは、相当な時間を要すると考えられます。今回の大雨や、近年の雨の降り方を鑑みると、金山町も「災害の無い町」とは言えなくなってしまいました。ひとりひとりが、災害について真剣に考え、行動していかなければなりません。

[被害状況]
・人的被害…無し
・建物被害…1件(公共施設)
・田畑・水路…112件(7月末時点)
・国災害救助法を適用
・避難所開設…地域福祉センターやくし苑ホットハウスカムロ
・避難者数…10世帯27名(最大)[過去との比較]
・降水量(1日)
1位…2018・8/5(312・5mm)
2位…2011・6/23(196・5mm)
3位…2024・7/25(171・5mm)
・降水量(1か月)
1位…2024・7月(793・5mm)
2位…2013・7月(789・5mm)
3位…2018・8月(679・0mm)
※7月平均降水量(258mm)

■主な避難情報
○7月8日(月)～9日(火)
複数回の大雨警報発表

○7月10日(水)
09：14　大雨警報発表
17：45　高齢者等避難発令　上中田/下中田/外沢杉沢/漆野/入有屋/下向

○7月11日(木)
07：00　高齢者等避難解除
09：50　大雨警報解除

○7月25日(木)
07：31　大雨警報発表
07：54　土砂災害警戒情報発表
09：15　避難指示発令　上中田/下中田/杉沢外沢
16：30　避難指示拡大　小蝉/漆野/谷口

○7月26日(金)
17：00　土砂災害警戒情報解除
17：30　避難指示解除
21：32　大雨警報解除

■7/25　雨雲の様子
庄内地方を中心に、線状降水帯が発生し、断続的に激しい雨が降りました。山形地方気象台から発表される、5段階の災害危険度のうち、2番目に危険度が高い「レベル4(紫)」の情報が町内の広い範囲に発表され、気象台は、金山町に「土砂災害警戒情報」を発表し、この発表を受け、金山町は4地区(上中田・下中田・外沢・杉沢)に避難指示を発令しました。その後、新たに3地区(小蝉・漆野・谷口)にも避難指示を発令し、避難対象者は延べ136世帯383名にのぼりました。

■7/27～　被災地支援の様子
7月24日からの豪雨で特に被害が大きかった鮭川村に、災害協定に基づき星川建設株式会社(商工会工業部会)と町職員が派遣され、村民や避難者に対し給水車による支援活動を実施しました。また、8月6日からは、罹災証明書の発行手続きなどの支援のため、町職員が交代で鮭川村へ派遣され、活動を行いました。

■防災情報
災害時に備え、避難所やハザードエリアを確認!
『県防災ポータルサイト「こちら防災やまがた」』『気象庁「キキクル」』『国土地理院「重ねるハザードマップ」』は、本紙またはPDF版掲載の二次元コードよりご覧ください。

問合せ：役場町民税務課　くらし安全係
【電話】29-5609【FAX】52-2004