金山町町制施行100周年を迎えるにあたり、「わたしの願い」をテーマに町民の方々からご寄稿いただきました。これをきっかっけに皆さんも今の自分をみつめ、金山町の未来について考えてみませんか?
■金山町の拠点
金山健康ふれあいスポーツクラブ 会長 幅野 宏一(はばの こういち)さん
私が想うスポーツクラブは、地域の人々がクラブの事業に参加することで健康で楽しい生活を送るための拠点となることです。学校や企業、地域と連携したイベント開催により、町全体でスポーツを楽しむ文化を育んでいけたらと考えます。クラブは誰もが参加しやすい環境を提供する必要があります。障害を持つ人や経済的に困難な人々も含め、幅広い世代の人々が好きなスポーツや文化プログラムを提供できる仕組みを作ることで、ニーズに応えることができます。単独では困難と考えますが、最上地区の各総合型スポーツクラブと連携することで可能性が高くなります。例えば金山町であればクロスカントリースキーなど各々市町村の特色を生かした形で拠点となることで、屋内外のスポーツ施設を充実させ、様々なスポーツやアクティビティを楽しめる場が増えることになります。さらに、指導者やコーチスタッフを充実することで、参加者がスポーツの技術や知識を向上させることができる環境が整備されます。金山健康ふれあいスポーツクラブが地域の健康促進や活性化に貢献し、多くの人々が楽しみながらスポーツを通じて交流し、成長できる場として根付くことを願っています。
■農業のこれからを想う
株式会社ままこや 代表取締役 柿崎 護(かきざき まもる)さん
私の好きな詩に「生まれてから死ぬまで、腹は減り続ける」という一節があります。含蓄も何も無い至極当たり前の言葉ですが、この一節は老いも若きも、人というものは何かを食べなければ生きてはいけないという事を強く表していると思います。紹介が遅くなりましたが、私は金山町で農業を営む者です。手前味噌のようで恥ずかしいのですが、「生きる」を支える一助を担う農業はやりがいのある本当に素晴らしい仕事だと思います。しかし、農業を取り巻く環境は決して楽観視出来るものではありません。課題は山積し、その中で私には何が出来るのかを苦慮する日々です。その難題に対してはあまりに小さいのですが、私には一つの願いがあります。私は未来の為の踏み台になりたいと願います。若い世代が農業に関心を持ち、農業を生業とする。その土台となり、継続し発展していくきっかけとなるための踏み台。私の仕事の果てが、この町の農業に少しでも貢献できたのならば本望です。最後になりましたが、金山町町制施行100周年おめでとうございます。次の100年、そしてさらにその先の未来が稔りあることを祈念致します。
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