町長 佐藤 英司
月日は確実に流れ、春の気配を感じるころとなりました。今年の冬の積雪は、1月末までは平年より少なめで推移しましたが、立春を過ぎたあたりにこの冬最大級の寒波来襲で、積雪が一挙に増え、平年を超える積雪となりました。町では「雪害防止対策連絡会議」を設置して雪害防止の注意喚起を強めました。連日の大雪は、雪に慣れている私たちも始末に困ることにもなります。水上りが何回となく発生することもありました。毎年一定ではない降雪状況ですが、冬の反省を次年度以降にしっかり生かしていくことが必要です。一方で、冬には冬眠すると考えられていたクマが街中に出没しました。金山町内でも1月半ばに1回確認されましたが、新庄市内では2月初め、市内最上公園付近の広い区域で目撃され、最終的には麻酔銃で眠らせ、山に放した事案です。この間4日程経過し、捕獲や安全対策の難しさが表面化しました。これらは増えてくる可能性があり、関係者とともに安全対策など適切に講じていく必要があります。
春のこの時期、別れと門出の季節でもあります。高校から始まって、中学校・小学校、そして認定こども園の卒業(園)式があります。それらを経て、卒業(園)生は新たな道で、それぞれの目指すところに向って羽ばたくことになります。新たな門出が前向きで希望に満ちたものとなることを願っています。さらに、この度、新庄ゆめりあ鉄道ギャラリーに「最上のジオラマ制作事業」で当金山町と大蔵村のジオラマが新庄神室産業高校環境デザイン科・機械電気科の3年生(金山中出身4名を含む)によって制作・完成し、2月22日にお披露目されました。高校生の感性による未来志向型の見事な作品をどうぞご覧ください。細部にわたって丁寧に仕上げてもらいました。制作にあたられた神室産業高校の皆さんに心からの拍手と感謝を申し上げます。ありがとうございました。
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