■地域おこし協力隊(後藤武蔵・小野優太朗)が行く‼
SDGsへの貢献
◆小野寺大輔さん
小野寺さんは平成28年に設立した(株)飯豊電池研究所で代表を務められています。今回は(株)飯豊電池研究所の取り組みについてインタビューしました。この活動は主にSDGsのGoal9(産業と技術革新の基盤をつくろう)に貢献しています。
◇(株)飯豊電池研究所について紹介してください。
弊社は、地方創生をきっかけに誕生したベンチャー企業です。重要な技術である電池をテーマとして、国内外の電気自動車を自らリバースエンジニアリング(分解)を行い、解析をしています。また、そのノウハウを活かして、各種企業のコンサルなどをおこなっています。
◇SDGsの取り組みを教えてください。
SDGsを実現するためには、再生可能エネルギーの活用が必要だと考えています。ただ、再生可能エネルギーで創り出したエネルギー(電気)をうまく活用できる土壌づくりも並行して必要だと思います。そのため、蓄電池の市場調査ならびに開発検討を行い、持続可能な社会の実現に向けて、いかに電気を使用するか、いかに環境を作るか挑戦しています。
◇地域の中で最先端技術やSDGsの取り組みをされていますが、地域ならではのやりがいや面白さについて教えてください。
私たちが実際に解析している電池を見るために、わざわざ遠方から来社される方が数多くいらっしゃいます。田舎ですが、そこに遠方から人を呼び込むことは、逆によろこびでありやりがいです。
◇逆に大変な部分を教えてください。
簡単に遠方の方と会えないことです。都会であれば、大手企業とも気軽に打合せも可能かと思います。しかし、コロナの影響で大きくビジネスの方法が変わってきており、非対面(WEB)での打合せをすることが通常となったことで、そのハードルは少し低くなったと思います。
◇これからやってみたいことを教えてください。
地域内の企業間で情報交換を今以上におこなうことが出来れば、何か面白い展開が出来るのではないかと思います。また、弊社にお越しになる企業の方々に、飯豊町の良さ、SDGsの取り組みをもっと宣伝していき、地域を活性化するきっかけを少しでも創り出せればと思います。
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