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いいで人の力をまちの力に!~輝く町民にインタビュー~第12回

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山形県飯豊町

このコーナーでは、町内外で活躍する町民の方に活動や町への思いをお聞きします。今回は、長年続けている剣道で七段に昇段した鈴木文孝さん(椿)のお話を紹介します。

■半世紀以上剣道とともに生きて
鈴木文孝さん Fumitaka Suzuki
今回お話を伺ったのは、昨年剣道の昇段試験で見事七段に昇段した鈴木文孝さん。町内で唯一の七段取得者です。鈴木さんは、剣道を始めたきっかけをこう語ります。「中学2年生の途中まで続けた陸上部を辞め、次の部活を探していたところ、体育館で剣道部員が防具を付けて練習している姿に一目ぼれし、入部したのがきっかけです」。
先輩に教わりながら剣道を続け、高校でも剣道部に所属。3年生の時にはキャプテンを務めました。
「キャプテンを任されたことで、より一層剣道に打ち込む日々が続き、高校時代に二段を取得しました。就職してからも剣道を続け、毎年1年に1回は大会に出場しています。私は団体競技よりも、自分の努力次第で勝ったり負けたりする個人競技の方が合っているようで、50年以上続けることができました」。
現在は、週1回町外で朝稽古と夜稽古に励み、自宅では毎朝竹刀で素振りを100~200本行っています。
「姿勢や礼儀作法などの所作を含めた基本稽古に時間をかけ、最後に対戦相手との打ち込みを行っています。仲間がいると一人で稽古するよりも、励みになりますし、対戦できるので貴重な時間です」。
鈴木さんは練習を重ね、昨年8月、七段昇段試験に6度目の挑戦をしました。
「不得意な技を封印し、得意な技で一本一本を打ち切ることや無駄打ちしないことを心に決め、審査に臨みました。今までの試験よりも落ち着いて冷静に対戦することができ、手ごたえを感じました。合格発表で自分の番号を見つけたときは本当にうれしかったです。真っ先に稽古した仲間や指導してもらった先生、長年応援してくれた妻の顔が頭に浮かびました」。

5月号に続きます

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