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町の予算(1)

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山形県飯豊町

■the town buget 最少の経費で最大の効果を

◇予算編成の基本方針
令和4年大雨災害は、本町に甚大な被害をもたらしました。本来であれば山積する行政課題に取り組むべき時期であるものの、今は、町民が一日でも早く日常の生活を取り戻すことに行政投資を行わなければならないことから、令和5年度当初予算は、災害復旧を最優先にした予算編成を行いました。
一般会計予算額は、災害復旧に多額の費用を要することから、前年度比21・5%増の80億6100万円となりました。また、一般会計と特別会計および事業会計を合わせた町の予算総額は、前年度比14・1%増の109億8908万円となりました。

◇一般会計予算
歳入の主なものをみると、町税では、全体として緩やかに持ち直しの動きがみられることから、前年度比7・9%増の6億3849万6千円を計上しました。そのうち町民税の個人分については、前年度比8・4%増の2億393万円、法人分については、企業収益の回復を見込み、前年度比42・9%増の3091万1千円を計上しました。地方交付税のうち普通交付税は、前年度比0・7%減の29億1260万6千円、特別交付税は近年の交付実績から、16%増の2億9000万円としました。町の借金である町債は、災害復旧事業や町民総合センター大規模改修などにより前年度比55・7%増の9億8140万円となりました。
歳出については、災害復旧事業に重点を置きながらも、住民ニーズに的確に応えられるよう予算措置を行いました。歳出を性質別にみると、人件費は、前年度比6・9%減の10億6217万1千円、扶助費につきましては、前年度比0・1%増の5億607万4千円、公債費につきましては、過疎対策事業債などの償還により、前年度比8・6%増の10億344万3千円となりました。
また、歳出を目的別にみると、総務費は町民総合センター大規模改修事業の実施などにより14・7%増の13億8733万1千円、民生費は児童発達支援施設開設事業の終了などにより7・8%減の13億7956万3千円、農林水産業費はバイオマス地産地消対策事業補助金の終了などにより4・0%減の7億8626万1千円となりました。商工費は観光施設の設備更新工事の終了などにより9・2%減の2億3204万4千円、土木費は災害復旧事業に伴う道路改良事業などの抑制により28・6%減の4億4658万7千円となりました。

◇特別会計・事業会計予算
特別会計および水道事業会計を合計した予算額は29億2808万円で前年度比2・3%の減となっています。各会計の主な予算の使い道について、国民健康保険特別会計は、国民健康保険診療所および付属中津川診療所の管理運営や国民健康保険加入者の医療費に係る保険者負担分の費用などが主なものです。後期高齢者医療特別会計は、山形県後期高齢者医療広域連合への納付金が約90%を占めています。介護保険特別会計は、保険給付費が全体の約90%を占めています。訪問看護特別会計は、各家庭での看護ケアに当たる看護師などの人件費が主なものです。介護老人保健施設特別会計は、「美の里」での施設入所介護・通所デイケアサービス・施設管理が主なものです。下水道事業特別会計のうち、農業集落排水事業は、7つの処理区の維持管理など、生活排水個別処理事業は、浄化槽維持管理のほか、引き続き町設置型浄化槽整備事業に取り組みます。5つの財産区は、区有地内の造林費や作業道の維持修繕費が主なものです。水道事業会計は、手ノ子地区農業集落排水事業に伴う配水管布設替え工事などに取り組みます。また、引き続き水道施設維持管理とともに、安心してご利用いただける水道水の提供に努めます。

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