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いいで人の力をまちの力に! ~輝く町民にインタビュー~ 第15回

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山形県飯豊町

このコーナーでは、町内外で活躍する町民の方に活動や町への思いをお聞きします。今回は、町消防団長の田辺隆さん(添川)を紹介します。

■地域住民に一番近い助け人として災害防止と被害軽減
今回お話を伺ったのは、30年以上にわたり町消防団活動をされている消防団長の田辺隆さん。そして5月からは、県消防協会会長に就任されました。地域消防力の要として重要な役割を果たしている田辺さんにお話を伺いました。

私が消防団に入団したのは、昭和60年の25歳のとき先輩からの誘いにより入団しました。入団してすぐに操法大会があり、朝晩練習に励んだものです。練習の後には、酒飲みがつきものでした。それは、決して嫌ではなく、それまでは、仕事が忙しく、職場と自宅の往復ばかり。地域のことは全く知らなかった自分でしたので、酒飲みをとおして、地域内のことはもちろん、町全体のことや政治のことなど、諸先輩方からあらゆることを教わることができました。操法大会の練習は、想像以上にきつかったですが、「大人になってからの部活」という感じで、やりきったときの達成感は、何にも代えがたいものがありました。
消防団活動をとおして、災害・火災などの防災意識が高まりましたし、酒飲みも覚えました。消防団は、ボランティア精神で人命救助をするわけですが、そのためには、チームワークが大切です。ほかの地域の方々や幅広い年代の方々とつながることができ、活動を重ねていくうちに、人間として大きく成長できると思います。
昨今は、仕事における勤務体制や家庭環境など、私たちの若いころとは違ってきています。町の消防団においては、団員の負担を軽減し、仕事や家庭を優先しながら無理なく消防団活動ができる環境をつくり、時代に即した消防団を目指していきたいです。

8月号に続く・・・

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