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自治体の皆さまへ

協力隊通信(小野優太朗) 2023.08 vol.41

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山形県飯豊町

ゼロカーボンシティ実現のためにできることを学べるカードゲームもあります。8月末に資格取得予定のため、皆さんと楽しみながら学びの機会を作りたいと思います。

◆飯豊町における二酸化炭素(CO2)排出量・吸収の見える化(暫定版)
飯豊町は「ゼロカーボンシティ宣言」をしており、2050年までにゼロカーボンを実現することを目標としています。ゼロカーボンとは、ゼロ=なくす、カーボン=CO2のことで、地球温暖化の原因であるCO2の排出を森林によるCO2の吸収により相殺してゼロにすることを意味します。では、飯豊町では、あとどのくらいのCO2を削減するとゼロカーボンを達成できるのでしょうか。このような情報を町民全員で共有することは、非常に重要です。
そのため、山形大学の力をお借りしながら、飯豊町におけるCO2の排出量・吸収量を数値で見えるようにしました(下図参照)。飯豊町は、面積の84%を森林が占めているため、置賜地域におけるほかの地域と比較してCO2吸収量が大きくなっています。それでも、排出量が若干多い結果となりました。
このように数値が見えることで、自分事として捉えやすくなります。また、CO2排出量削減に向けた行動の効果が数値として見えるようになるため、モチベーションの向上にも貢献します。
現在の数値は暫定版のため、確定ではありません。最終版が完成した際には再度みなさんにお知らせします。

◆庁内ゼロカーボンワークショップ
役場職員を対象に4月から5月にかけて5回にわたりゼロカーボンワークショップを実施しました。ワークショップの内容は、CO2排出分野ごとに飯豊町でどんなCO2排出量削減アクションができるかというアイディア出しを行いました。
見える化の結果やほかの地域における先進事例を紹介することで、それがヒントとなり、活発な議論が行われ、多くのアイディアが出てきました。
今後は、今回整理されたアイディアを基に、お金や地域メリット・デメリット、CO2削減効果の大きさを考慮して、飯豊町の軸となる脱炭素アクションをまとめていく予定です。

問合せ:
役場企画課【電話】0238-87-0521
飯豊町地域おこし協力隊
後藤【Eメール】goto6343@gmail.com
小野【Eメール】onoyu999@gmail.com

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