二十歳の皆さんに聞きました ～ふるさとへの思いをつなげるアンケート～

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飯豊町の人口は7月31日現在6,473人、高齢化率は39.8%。人口減少・高齢化率の進行については、特に若年層の転出超過が大きな要因となっており、飯豊町だけでなく山形県全体の課題となっています。若者世代がこの町で暮らし、働き、自身の幸せを実現したいと思える環境をつくることが、持続可能なまちづくりのために求められています。8月15日の「二十歳のつどい」にて、今年20歳という節目の年を迎えられた皆さんに、町に暮らすことやそのために必要なことについてアンケートを実施しました。
調査内容は、今後の定住促進や町の環境整備のための取り組みに生かしてまいります。

回答者/計50名(53名中94%)

◆あなたのお住まいは

町内在住の約7割が就職しており、町外在住では学生と就職が半々という結果でした。以前の調査では進学で県外に出る方が多い傾向にありましたが、就職を機に転出を選択する方も多いことがうかがえます。

◆今の悩みは何ですか

悩みとしては『将来のこと』が全体で一番多くあげられ、町内在住・町外在住の差はありませんでした。
新型コロナウイルス感染症にみられる新種の病気の可能性、不安定な世界情勢や気候変動、電気・ガソリンをはじめとする物価価格の高騰など、私たちを取りまく環境が激変していることに起因していることが考えられます。

◆飯豊町が好きですか?

◆町内在住者に聞きました。将来も飯豊町に住みますか?

◆町外在住者に聞きました。将来は飯豊町に戻りますか?

町内在住者では9割が「飯豊町に住みたい・できれば住みたい」と回答した一方、町外在住者では町に戻りたい方と戻りたくないと考える方がほぼ半数という回答でした。「飯豊町が好きですか」の設問と合わせてみると、飯豊町が好きだと回答していても、仕事や交通の不便さを理由に戻りたくないという選択をしていることが、少ない数ではありますが見受けられました。

◆飯豊町に住み続ける(戻る)ために大事な条件は何ですか?(複数回答あり)
「飯豊町に住み続ける」「戻ってくる」ために必要な条件として高かったのは「家族」がまずあげられ、5年前の調査から比較するとその割合は増加傾向にあります。2番目以降について、大きな差はないものの、町内在住者では「娯楽・ショッピング施設」「仕事」「友人」と続き、町外在住者では「仕事」「友人」と続きました。

◆コロナ禍でこれまでの価値観や考え方に変化はありますか?

◆令和4年8月の大雨災害でこれまでの価値観や考え方に変化はありますか?

◆変化があったのはどのような価値観ですか?

≪分析結果≫
今回アンケートにご協力いただいた出席者の多くが「飯豊町が好き」と回答し、飯豊町に住み続けることを希望しています。また、「町に住み続ける(戻る)ために必要な条件」や「大切なもの」として〝家族〟という項目が多く挙げられたことが特徴的でした。商業施設やモノにあふれた都会的生活は魅力的ですが、家族と過ごす時間や会話の大切さは比較できるものではありません。一度就職や進学で町外に出た若者も、仕事や遊びなど多様なライフスタイルを実現しながら、家族と安全・安心な飯豊暮らしを選択できるよう、今回の調査を今後のまちづくりに生かしていきたいと思います。