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いいで人の力をまちの力に! ~輝く町民にインタビュー~ 29

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山形県飯豊町

このコーナーでは、町内外で活躍する町民の方に活動や町への思いをお聞きしています。今回は、西部地区文化祭に素敵な作品を毎年出品している志田花子さん(手ノ子)を紹介します。

◆寝る間も惜しいほどに制作に没頭
今回話を伺ったのは、趣味の手芸を40年以上続ける志田花子さん。手芸を始めたきっかけをこう語ります。
「昔から何かを作ることが好きだったからです。また、私の母が近所の方に頼まれるほど裁縫が得意で、忙しいときは父もミシンで縫って手伝う姿を見てきたからかもしれません」。
ものづくりが身近にあった志田さん。お子さんが小さな頃は、セーターやベスト、ズボンなどを編んで着せるのが楽しみだったそうです。
「誰かに習ったことはなく、本を見て編みました。今の様に毛糸がすぐに手に入らなかったので、既存のセーターをほどいて編んだり、冬は毛糸を2本取りにして厚みをだしたり夢中で編みました」。
また、子育てや仕事が落ち着いた40代頃からは、さまざまな手芸に取り組んできました。
「主に仕事や農作業が一段落した冬や夜が私の大切な趣味の時間です。作り始めると楽しくて、寝るのも惜しいくらい夢中で手を動かしていますね。家族からは、明日もあるから早く寝るようよく言われたものでした」。
取材時は、作品の一つ、つるし飾りを見せてくれました。このつるし飾りは、子どもや家族の健康や幸せなどを願い、一つ一つに意味を持たせた細工物を飾るものです。ちりめんを使い一針一針手縫いで完成させたフクロウや椿など温かみがありました。
「これは、そば屋で一目ぼれして写真を撮らせてもらい、本を見て完成させた作品です。ちりめんは伸縮性があり縫いづらいので苦労しました。完成したときはうれしかったです」。

1月号に続きます

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