◆令和6年度 飯豊町総合防災訓練
11月17日、中津川地区公民館を主会場として、早朝の大規模な地震発生を想定した「令和6年度飯豊町総合防災訓練」が行われました。
町では中津川地区公民館に防災対策本部を設置し、各避難所とビデオ会議アプリを使用して関係機関からの情報収集や県などへ状況を報告。
同時に町民へ避難指示が発令され、町内一斉の避難訓練が行われました。避難指示が出されると、計約80名が一次避難場所(部落公民館など)へ避難しました。
避難訓練後は、各地区の防災活動の機会として資機材点検などが行われました。参加者は「自然災害はいつ起こるかわからないのでしっかり備えをしていなければならない」「家庭内で避難所の確認やこまめな防災グッズの見直しをしていきたい」と訓練を振り返りました。
避難訓練後は、主会場である中津川地区公民館に参加者68名と消防団員、応急手当普及員などの計約190名が詰めかけました。会場では、濃煙訓練や炊き出し活動訓練などの体験型の訓練が行われ、参加者は手順を一つ一つ確かめていました。他にも、消防署飯豊分署隊や応急手当普及員による応急手当訓練や救出・救助訓練、初期消火訓練、水防訓練など計15項目の訓練が行われました。
濃煙訓練では、火災時の煙の怖さを身近に感じてもらうことを目的とし、火事に巻き込まれた際に慌てずに避難する大切さを学びました。炊き出し活動訓練では、ライフライン停止時に地域内における円滑な炊き出しを行うことを目的とし、災害時に配給されるアルファ米や汁物などの災害時食品が実際に提供されました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>