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自治体の皆さまへ

地域おこし協力隊が行く‼(後藤武蔵・小野優太朗)

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山形県飯豊町

■私とSDGs(エスディージーズ) ~持続可能な私の取り組み~
SDGsへの貢献:15
一般社団法人ふぁーむなかつがわ 代表 鈴木泉さん
令和5年5月設立。飯豊町農業の課題である、担い手の確保と育成を目的に活動しています。
この活動は主にSDGsの目標15(陸の豊かさを守ろう)に貢献しています。

◇はじめに一般社団法人ふぁーむなかつがわについて紹介してください
当社は、中津川地内の農地を将来にわたって守るため、担い手不足という課題に対して、大きな危機感を持っています。なんとかしてこの課題に対応するため、農地をより良い方法で利用していくとともに、担い手の確保と育成を積極的に実施していきます。具体的には、地域の農地を集約し、誰がどこで何を作るかを割り当てることで効率的な運営をしていこうと考えています。また、稲作だけでなく園芸作物の栽培も進めることで、農作物の付加価値を高めて販売し、安定して高い収益を確保できることを期待しています。
担い手の育成については、まずIターンやUターンの方を積極的に採用します。そして、これからの地域の農業を持続可能にするためにどうしたら良いかを一緒に考えていきたいと思います。
当社は主に町民の方々で構成されており、共通の課題認識に対して、地域全体で協力しながら運営していくような形を目指しています。当社の活動が地域の利益と活性化につながることを大いに期待して、これから活動に尽力していきます。

◇ふぁーむなかつがわの活動におけるやりがいを教えてください
同じ方向を見る仲間ができることです。そして、みんなで夢を語り、目標を作り、その達成のために行動していくことです。

◇ふぁーむなかつがわとしての活動について大変な部分を教えてください
農地を集約して運営するという、これまでの農業とは違った取り組み方を理解してもらうことです。農家さんだけでなく地域住民の皆さんを含め、周りの方から認めてもらえるような活動をしていかなければなりません。また、新規就農者として後継者を育てていくことも、必ずやらなければならないことだと思っています。

◇今後、やってみたい取り組みがあれば教えてください
「中津川ブランド」を作ることです。産物(農産物、林産物、加工品など)だけでなく、考え方や取り組みも独自のブランドとして表現することができると思います。

◆SDGs一口メモ! SDGs用語解説(第6回)
SDGs:5
「ジェンダー」
ジェンダー(gender)とは、生物学的な性差とは違い、「男性(女性)はこうあるべきだ」という、これまでの社会的イメージや役割分担により生じる社会的・文化的に作られた性差を指します。職場や家庭、社会活動において、個人の能力や資質、意思に反して「男だから」「女だから」という理由で判断されてしまうことは、男女共同参画社会の実現の妨げとなります。残念ながら日本は先進国の中でもジェンダーによる男女の格差が大きいと言われており、改善が求められています。

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