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安心して活(い)き活(い)きと暮らせる地域共生社会の実現を目指して(2)

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山形県飯豊町

◆令和6年度介護保険制度改正について
介護保険制度の見直しにより4月から介護保険料が下の表のように変わりました。
介護保険料は、飯豊町の介護サービス費用がまかなえるよう算出された「基準額」をもとに、所得に応じて段階的に保険料が決まります。第8期計画では所得段階を9段階としていましたが、第9期計画については国の標準段階に合わせた13段階となります。
※皆さんの保険料は、6月中旬に別途お知らせします。

◇保険料の基準額
(年額)73,200円(月平均6,100円)=飯豊町介護保険給付費などの23%/飯豊町の65歳以上の方の人数


*前期第9期との比較

≪保険料の推移≫
第9期計画の保険料基準額(第5段階)は6,100円(月額)となります

◆いっぷぐあが家(いぇ)は笑顔があふれています
安心して活き活きと暮らせる地域共生社会の実現という基本理念のもと、地域包括ケアシステムの深化・推進に向け、地域支え合いの仕組みづくりや、誰もが住み慣れた土地で活き活きと自分らしい生活を送ることができる地域福祉力向上を推進していきます。
今回は、地域包括ケアシステムの1つでもある「地域の居場所」を紹介します。子どもからお年寄りまで気軽に集まり、お茶を飲みながら楽しく過ごすことができる「いっぷぐあが家」を取材しました。

◇毎週楽しみにしているお茶のみはいいなぁ
萩生地区にある「いっぷぐあが家(いぇ)」。子どもからお年寄りまで集まれる場所をつくろうと、平成31年に空き家を活用し開所しました。団体と拠点名の「いっぷぐあがいぇ」は「一服お茶を飲んでいってください」という意味で、気軽に集まってほしいという思いが込められています。
5月20日、訪問すると中から楽しそうな笑い声が聞こえてきました。この日は、中・萩生・黒沢・添川地区の80代から90代の12名が利用。一人暮らしや日中一人の方が多く、この日を心待ちにしている方が多いそうです。利用者はお茶を飲み、お茶うけを食べながら談笑し、体操時は歌を口ずさみながら体を動かしていました。いっぷぐあが家会長の黒澤哲人さん(萩生)は、「利用者を迎えに行くと、今日はわくわくしていると話し、帰りに送っていくと、楽しかったので回数を多くしてほしいとよく言われます」と笑顔。
利用者は「毎回楽しみ」「コロナで近所とのお茶飲みがなくなったからうれしい」「似た年代なので話して楽しい」と口々に話しました。

◇食べておしゃべりして元気になってほしい
地域支え合い推進員 山口陽子さん
町社会福祉協議会職員で地域支え合い推進員でもある山口陽子さん。生活支援や介護予防サービスのコーディネート役として、高齢者の活動の場に出向いたり、社会資源の発掘や連携に力を注いでいます。
山口さんは、「取材して特に記憶に残っているのは、近所の人が集まり、歩いた後にコーヒーを飲みながら話していた皆さんです。このようなことを意識しなくてもできることが地域支え合いだと気付いてもらえてうれしかったですね」と話し、今後は「今元気で集まってお茶飲みしているだけでも支え合いになっているということを広報し、意識付けから変えていきたいです。飯豊のじいちゃん、ばあちゃん元気でいいねと言われるような町になるように活動したいです」とほほ笑みました。

問合せ先:町健康福祉課福祉室
【電話】86-2233

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