~雇用創出・経済活性化を目指して~
■(株)飯豊町地域振興公社
売上高:3億6212万円
当期利益:▲528万円
新型コロナウイルス感染症が5類へ移行し人流が活発化したことで、温泉施設「しらさぎ荘」と「白川荘」を合わせた入浴者数は、前期比647人増の9万人となりました。そのほか、宿泊者数や宴会など日帰り利用者数についても前期を上回る回復傾向となりました。当期から「飯豊少年自然の家」の運営を受託しており、各事業部を合わせた売上高は、前期比34・8%増の3億6212万円となり、当期純利益は▲528万円、繰越利益剰余金は▲1億5512万円となりました。
◇添川事業部(しらさぎ荘)
入浴者数は、前期比0・3%増の8万4000人となり、宿泊者数は、コロナ禍における観光人流増加策がなくなったことにより微減となりました。日帰り宴会利用者数は、各種イベントやプランの展開強化に取り組んだことで、前期比26・7%増と大幅に伸ばすことができました。売上高は、価格高騰などを加味した指定管理料収入が増えたこともあり、前期比17・5%増の1億7996万円となりました。当期純利益は、前期比1924万円増と大幅な回復につながったものの、依然として、原価高騰、諸経費の値上げなど販売費および管理費の増が影響して▲689万円となりました。
◇中津川事業部(白川荘および白川湖周辺施設)
水没林観光による集客数増の効果もあり、入浴者数は前期比7・8%増の6000人となり、宿泊者数は前期比8・0%増となりました。関連してキャンプやコテージ利用者数も増加につながりました。また、日帰り宴会利用者数は、イベントの実施、団体利用などにより、前期比57・6%増と大幅に伸ばすことができました。冬期は、白川湖畔においてインバウンド受入れを行ったことで伸び悩みを最小限に抑えることができました。売上高は、価格高騰等を加味した指定管理料収入が増えたことで、前期比13・5%増の1億3104万円となりました。一方で原価高騰の影響により販売費および管理費が前期比725万円増となったことから、当期純利益は前期比697万円増の▲71万円となりました。
◇飯豊少年自然の家事業部
受託事業初年度であり、県と連携を図りながら施設運営および維持管理にあたりました。利用者数は9000人となり、前期比で1500人の増となりました。売上高は5112万円となり、当期純利益は232万円となりました。
■飯豊めざみの里(株)
売上高:7億6432万円
当期利益:1046万円
新型コロナウイルス感染症が5類へ移行し経済活動が活発化され、来館客数は、前期比4万7000人増の66万人となり、売上高は、前期比15・1%増の7億6432万円となりました。当期は出張販売箇所を増やし年間16カ所で実施した結果、前期比200万円の売上増となりました。また、お中元などギフトの予約販売やコンビニギフトを強化し、前期比9%増の売上実績となりました。そのほか、台湾をはじめインバウンドの受入れにより1000万円超の売上実績となりました。閑散期においては、暖冬少雪を好機と捉え、メディア掲載や情報発信により集客増を図りました。当期純利益は1046万円、繰越利益剰余金は▲2978万円となりました。
■(有)どんでん平ゆり園売上高:3700万円当期利益:112万円ゆりまつりは、6月10日から7月16日までの37日間開催しました。ゆ~雇用創出・経済活性化を目指して~町が50%以上出資する4つの第三セクター令和5年度経営状況と決算を報告りの最盛期間は6月29日から7月8日までの10日間でした。入園料は、最盛期間は700円、そのほかの27日間は花の開花状況に合わせて変動させて減額しました。入園者数は、6月は7811人(前期比49・6%増)、7月はメディア掲載を行ったものの、雨天や猛暑といった天候不順が続き8930人(前期比26・4%減)となり、合計1万6741人(前期比3・5%減)となりました。売上高は、前期比3・1%増の3700万円となり、当期純利益は38万円、繰越利益剰余金は▲679万円となりました。
■エルベ
売上高:3167万円
当期利益:310万円
新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられ人流が活発化したことで、来店者数は、前期比479人増の1万4109人となり、売上高は、前期比10・8%増の3167万円となりました。売上総利益は、前期を上回ったものの、小麦や乳製品などの原材料に加え食料油脂類などの価格高騰によって仕入値が上がり、前期比8・0%増の2089万円となりました。販売費および管理費については、人件費削減により前期比1・8%の減少となりました。当期純利益は▲259万円、繰越利益剰余金は▲1951万円となりました。
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