このコーナーでは、町内外で活躍する町民の方に活動や町への思いをお聞きします。今回は、いいで未来カフェに加入し、積極的に活動している井上一樹さん(高峰)を紹介します。
◆目的が同じ仲間に出会えたことがうれしい
今回話を伺ったのは、令和3年に始動した『いいで未来カフェ』に当初から加入し、町の資源やアイデアを生かした活動を続けている井上一樹さん。井上さんは、加入したきっかけをこう語ります。「過去に町のイベントを盛り上げるプロジェクトに参加したことがあったので、募集のことを知り、申し込みました。町の未来のために自分たちで一から企画し、行動を起こしていくというところに魅力を感じましたね」。
井上さんは、いいで未来カフェのアウトドアチームに所属し、町の豊かな森林資源を守り育てるための活動を、仲間とともに企画・実行しています。その中の一つが令和5年から行っている中津川雪まつりでの数馬の森ライトアップです。これは、飯豊町中津川の森人会と合同で企画したものです。「このライトアップは、森林整備の一環でもあります。自然を守るために整備するのはもちろんのこと、集客し収入を得ることも重要なことです。今年はたき火でお湯が循環する足湯や雪中こたつの設置など、ライトアップを見に来るだけではなく、滞在してもらう工夫もしました。一つのことを成功させるために、皆で話し合いを重ねて企画しました。平日仕事が終わってからの会議もありましたが、疲れも忘れるくらい、アイデアを出し合うことが楽しかったです」。
また、いいで未来カフェでの活動に積極的に関わることで、新たな気付きがありました。
「普段関わることのない、出身も年齢も職業も違う目的が同じ仲間と出会い、横のつながりができたことが私の大きな財産になったと気付きました」。
9月号に続きます
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