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「飯豊町立いいでの森学園」開校に向けて

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山形県飯豊町

◆第9回 義務教育学校「飯豊町立いいでの森学園」開校までの間の極小規模学校・複式学級解消の対応策案について
いいでの森学園の開校の延期により、開校までの間、極小規模学校(児童数が極めて少ない学校)・複式学級の課題をどう解消すべきか。教育委員会では、そのための緊急対応の統合方針案を町のホームページ上で公表・意見募集し、1月下旬に意見交換会を実施しました。その方針案の内容を説明します。

いいでの森学園の開校延期が決まったことで、複式学級を抱える小学校の保護者からは、極小規模学校の状態が続くことの不安と複式学級の早期解消を望む声がありました。教育委員会でも緊急の課題と捉え、対応策案として次の2つの基本方針を立てました。
(1)義務教育学校開校までの間の小学校の極小規模学校対応と複式解消に向けた学校体制を令和8年4月より構築すること
(2)第一小と第二小を利用した段階的な学校統合(極小規模学校・複式学級解消)から飯豊中を改修・増築した施設一体型の義務教育学校へ移行していくこと
教育委員会では、昨年11月に各小学校の保護者の方から意見を伺ったのち、基本方針のもとで考えられる小学校統合のモデルを4つ想定しました。それらの利点と課題を整理して比較し、幼児施設と小学校の連携接続や適正人数を踏まえた教育効果などを総合的に検討しました。その結果として、『令和8年4月から第二小に手ノ子小と添川小を統合する案』を12月17日開催の教育委員会に諮り、統合方針案として承認されました。
この統合方針案で留意いただきたいことは、統合による新しい学校の開校ではないことです。義務教育学校開校までの間の極小規模学校・複式学級の課題の解消のための緊急対応の統合方針案であります。教育環境を整えるにあたっては、第二小の教室の軽微な改修も検討しています。
以上、説明してきました義務教育学校開校までの間の極小規模学校・複式学級解消のための統合方針案は、意見募集(パブリックコメント)や意見交換会を通じて、保護者をはじめ町民の皆さんから広く意見をいただきながら対応を進めていくものです。集まった意見を参考に町長を座長とする総合教育会議で審議し、さらに町議会3月定例会での審議を経て、正式決定となります。

対応策案の詳細は、本紙2次元コードからご覧ください

◇統合方針案のモデル
第二小に手ノ子小と添川小を統合

◇令和8年度の見込み
学級数6
特別支援学級1
児童数122人
※令和7年1月10日現在での見込み
(単位:人)

◇利点
◎極小規模学校・複式学級を解消できる
◎子どもの多くが、すくすくこども園から持ちあがりで第二小へ入学することから幼小間の連携(幼小中一貫教育)が強化できる○すくすくこども園での交友関係が維持できる
・白椿学童クラブの利用に移動が伴わない
・中津川地区からの通学時間が第一小に比べて短い
・第一小児童数[135人(令和8年度見込み)]とのバランスがよい
・1学級20名程度で、仲間意識の醸成と学習・諸活動で多様な展開と工夫が期待できる

義務教育学校についての質問はございませんか。Eメールでもお受けいたします。質問の内容に、氏名・住所を添えてください。無記名の場合、回答できないことがあります。

問合せ先:教育総務課義務教育学校準備室
【電話】87-0518【Eメール】i-junbi@town.iide.yamagata.jp

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