山梨の魅力を再発見ーハイクオリティやまなしー

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■「やまなし自然サウナ」で上質な「ととのい体験」を!
自然の中でサウナを楽しむ「アウトドアサウナ」が注目を集めています。県土の約80%を森林が占め、豊かな自然と清らかな水に恵まれている本県はアウトドアサウナの最適地です。県では民間企業などと共に、アウトドアサウナの聖地を目指して「やまなし自然サウナととのいプロジェクト」を推進し、山梨の新たな魅力を発信しています。山梨の自然を全身で体感する「やまなし自然サウナ」で、上質なととのい体験をしてみませんか?

◇豊かな自然を全身で体感
アウトドアサウナでは、テント内で専用の薪ストーブを焚き、熱したサウナストーンに水を掛けて湿度をコントロールしながら100℃前後のサウナ室に入ります。川や湖、湧水など、自然の水風呂でクールダウンした後は、きれいな空気と豊かな自然を感じながらゆったりと外気浴を楽しみます。奥まった山の中などの方がより一層アウトドアサウナの魅力を満喫できることから、山間部でも集客が可能となり、観光や経済の活性化につながることが期待されています。「サウナ旅」や「サウナ飯」という言葉も生まれるほど、サウナ自体が目的となり、ジビエなどの地域の食と共に楽しむスタイルも注目されています。

◇アウトドアサウナの聖地を目指して
コロナ禍で密を避けるアクティビティとしてキャンプを中心としたアウトドアの人気が高まりました。そこで県は、山梨の上質な自然と水資源に恵まれた環境を生かし、アウトドアサウナをアフターコロナの有力な観光コンテンツとするために、令和3年に民間企業などと共に「やまなし自然サウナととのいプロジェクト」を始動しました。
プロジェクトでは「アウトドアサウナの聖地」に向けて、まずマナーや安全な入り方のルール、ロゴマークなどを作成しました。また、特設サイトを立ち上げ認知度の向上を図るなど、「アウトドアサウナ=山梨」のイメージ確立を目指し、さまざまな取り組みを行ってきました。
豊かな自然を全身で体感できる「やまなし自然サウナ」。皆さんもぜひ「ととのい」のひとときを過ごしてみませんか。
※アウトドアサウナを体験できる施設については、本紙またはPDF版を参照してください。

▼自然と一体となる非日常が待っている
市川三郷町と北杜市で「ドラゴンサウナ」を経営する赤尾守敏さんはこう語ります。
「もともとキャンプやサウナが趣味だったこともあり、山梨をアウトドアサウナの聖地にして、故郷山梨の発展に貢献したいと思いました。私が目指すのは、本場フィンランドのように自然と一体となれるアウトドアサウナです。山梨は『サウナ・水風呂・外気浴』の三つが自然の中で揃う好条件にあふれています。『湖畔の楽園』と名付けた四尾連湖にあるサウナは薪ストーブの焚き木に山梨県産の木材を使い、湖全体が水風呂になります。これは水がきれいだからこそ実現できることです。標高880メートルの澄んだ空気が魅力の湖畔で四季折々の山の『景色』や肌で感じる『風』、鳥のさえずりや木々が揺れ動く『音』を感じながら外気浴をする時間は最高です。お客さまは県外の方が多いですが、今後はより多くの県民の皆さんにも体験してもらいたいです。リラックス効果や食欲増進など健康に良いともいわれており、何よりこの気持ち良さを知った人は、サウナにはまる方が多いです。私は『アウトドアサウナといえば山梨だよね』とか『山梨県民はよくアウトドアサウナに行くよ』と言ってもらえるような、一つの『文化』を創りたいと思っています。自然と一体となる非日常をぜひ味わってみてください」