豊かさを実感できるやまなしを将来世代にも(1)

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■新春知事メッセージ
明けましておめでとうございます。県民の皆さまにおかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
本県は今、県「外」と県「内」の大きな二つの変化のさなかにあります。「外」の変化は、リニア中央新幹線の開通に向けた取り組みや道路ネットワーク整備によるアクセス向上です。しかし、急速に進むグローバル化で世界経済の中での日本の存在感が薄れ「国が豊かになれば山梨も豊かになる」という方程式が成り立たなくなっている変化もあります。一方「内」の変化として、高齢者人口が増加するものの働き手は減少するなど、人口減少の危機が本格化していることが挙げられます。
しかし「ふるさと強靱化」と「『開(かい)の国』づくり」を進めることで、本県は「将来世代を含めた県民一人ひとりが豊かさを実感できるやまなし」を実現できるのです。

◇強靱で開かれた県を目指す
本県における「豊かさ」とは「人それぞれで異なる幸福を得るため、それぞれの方が自分なりに選び、歩みを進めていけること」を追求した先にあるべきです。個人の自由な選択が妨げられない社会をつくるため、しっかりと行政の役割を果たします。
その取り組みの一つ目は「ふるさと強靱化」です。生を受けた環境や生活環境などに左右されず、誰もが安心して暮らせることが、幸せと豊かさを追求する土台になるため、県民の皆さまの自由な選択を妨げる要因をできる限り取り除いていきます。
二つ目は「『開の国』づくり」です。県民の皆さまがそれぞれのライフステージにおいて希望を持って自らの道を進むことができるよう、可能な限り多くの、多彩で豊かな選択肢を提供していきます。