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そうかい通信 vol.11

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山梨県

やまなしの〝そうだったのか〞を学生がレポート

■中部横断自動車道山梨~静岡間開通から2年
東海地方のゲートウェイ峡南地域がこれからアツくなるらしい?

わたしたちがレポートを作成しました!
山梨県立大学国際政策学部
国際コミュニケーション学科3年 佐野里帆さん
総合政策学科4年 山本一郎さん

中部横断自動車道の山梨〜静岡間が開通したことで峡南地域への観光客が増えてきています。
そこで、東海地方からの玄関口である峡南地域に、観光客を呼び込む取り組みを調べてみました。
山梨県観光入込客統計調査によると、峡南地域は、県内5つの圏域(峡中、峡東、峡南、峡北、富士・東部)の中でも観光客数や宿泊者数が少なく、外国人宿泊者の比率も低い傾向にあるそうです。
その一方で、同じ調査では訪れた観光客の満足度が最も高いという結果が出ています。峡南地域の魅力を広く知ってもらうことができれば、もっと多くの観光客が訪れ、宿泊する地域になるのではないでしょうか?
そのためには広域的な視点で観光を盛り上げていくことが必要であり、今年3月に「峡南地域観光振興戦略」が策定されました。
戦略では、地域が一体となって峡南地域の価値を伝えるための地域ブランドの形成や、付加価値の高い観光商品の開発、観光情報の効果的なPRなどについて検討、実施していくそうです。
国内外から選ばれる観光地になり、住民が地域に誇りを持つとともに、新しいビジネスや雇用が創出されて地域全体が豊かになる、これが戦略で描く未来の峡南地域の姿なのです。
すでにサービスが開始されているシェアサイクルは、見どころが点在する峡南地域での移動にピッタリ。人気アニメとのコラボ企画も実施され若者にも注目されています。
そこでますますアツくなる峡南地域に期待しながら、私たちもこれからの地域観光に必要なことを考えてみました。
まず「この地域にしかない」という強みを生かすことです。地域の歴史や文化、食などの発信がその地域を訪れるきっかけになると思いました。
もう一つは「人のつながり」です。地域の心温まる人々のつながりの中に、観光客を迎え入れれば、リピーターも増えるのではないでしょうか。
単独では効果が限定されることも、関係者が連携すれば相乗効果を生み出せると思います。峡南地域の活性化が県全体に広がっていくのが楽しみですね!

◇CHECK!峡南地域観光振興戦略とは?
「自然と人が育んだ歴史文化・産業・信仰を体感できる滞在型観光地」を将来目標像とする3カ年(令和5年度から7年度まで)の計画です。富士川の名前を冠し、インバウンドにも訴求できる「HEALING in FUJI VALLEY(ヒーリングインフジ・バレー)」のコンセプトの下、地域資源(自然、産業、歴史文化、信仰、食)を最大限活用して観光振興を図ります。

◇私が説明させていただきました!
観光資源課
課長補佐 須田達弥さん
県が峡南地域5町と連携して立ち上げた「峡南地域ネクスト共創会議」での検討に基づき、峡南5町・県及び観光事業者が一体となって「峡南地域観光振興戦略」を策定しました。この戦略を羅針盤として、峡南地域全体が未来に向かって発展するための取り組みを進めます。

問い合わせ先:観光資源課
【電話】055-223-1573【FAX】055-223-1558

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