文字サイズ
自治体の皆さまへ

令和5年度 6月補正予算豊かさ共創社会に向け加速!(5)

5/18

山梨県

◇選ばれる産地へ生産から販売まで支援
「山梨県産のモノだから、少し高くても買ってみようかな」全国の消費者にそう言ってもらえるよう、県内の農畜水産物の生産・流通・販売のレベルアップに取り組みます。
生産面では、ブドウのオリジナル品種「甲斐ベリー7」などの生産拡大を加速するため、苗木の生産ほ場を整備します。また、モモやスモモについては、優良品種への改植を支援することで高品質化を図り、産地競争力を強化します。流通面では、高品質な果実を出荷するため、モモの共選施設へ高性能光センサーを導入し、販売面では、高品質なやまなしブランドをより強力に打ち出します。
こうした取り組みにより、生産者の所得向上へつなげていきます。

◇林業を魅力ある産業へ
山梨の林業を支える森林組合の経営力強化を目指します。
県土の約8割を占める緑豊かな森。この半分を占める人工林の大部分が木材として利用可能な時期を迎えており、資源の有効活用が求められています。一方、県内の森林組合の多くは事業規模が小さく、木を伐採して収益を確保していく十分な力がありません。
このため、組合の経営状況などの調査や分析を行い、民間企業とタッグを組むなど最適なビジネスモデルを提案します。
こうした取り組みにより林業を活性化させ、雇用の拡大や林業で働く皆さんの所得向上につなげていきます。

◇洗練されたデザインで地場産品をさらに上質に
アート性の高いデザインを活用した地場産品の高付加価値化を進めるため、「県立美術館附属デザインセンター」の設置を検討します。
ワイン、ジュエリー、テキスタイル(織物)など、本県にある多様な地場産業を今後さらに盛り上げていくためには、国内外の消費者の手に取ってもらえるよう、よりアート性の高いデザインを備えた商品を開発する必要があります。そこで、アートとデザインを結び付けるデザインセンターの整備に向けて、現状や課題を整理し、必要な機能などの調査を行います。
デザインへの取り組みを強化することで、美術館の魅力や機能をさらに向上させるとともに、産業振興につなげていきます。

◇スポーツの可能性
障害者がスポーツに参加しやすい環境をつくるため、パラスポーツの拠点を整備します。また、気軽に運動を楽しめるよう、身近な公園に簡易的な健康器具を設置し、誰もがスポーツに親しめる環境づくりを進めていきます。さらに、スポーツで県外から人を呼び込むため、観光などの他の産業と連携し、収益を生み出す仕組みづくりも検討していきます。
スポーツは日常生活に活力をもたらすだけでなく、地域づくりや観光振興まで、ヒト・モノ・コト・カネを呼び込む身近な原動力です。スポーツ振興は新たなビジネスを呼び込み、産業の活性化や雇用拡大が期待できます。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU