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自治体の皆さまへ

〔よくわかる〕令和6年度当初予算(4)

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山梨県

■〔開の国づくり〕県民全ての可能性に道を拓く
本県が目指す「県民の皆さんが一人一人異なる幸福を得るために、自分の道を選び、歩みを進めていける社会」。もしも、自分の選ぶ道に多彩な選択肢があったら、より豊かな暮らしを選べるようになるでしょう。
そのために県は、全国、そして世界とつながり交流を深めます。それは例えば道路の開通であったり、また人々が集う環境を整えることであったり。多様な背景を持つさまざまな人が集い、互いの個性を尊重しながら交流することで「集合知」が発揮され、より良い選択肢を増やすことにつながるでしょう。県はできる限り多くの、多彩で豊かな選択肢を県民の皆さんに提供します。

◇新たな挑戦を支援 食・観光・スタートアップなど幅広い分野で
食の分野では、食材のマッチングや技術向上セミナーの開催、顧客獲得機会の提供などを通じて、若手シェフの新たな挑戦を応援します。そして、シェフが活躍する姿をPRし「若手シェフが夢を叶え成長する場所」として山梨のブランドイメージを高めていきます。
他にも、観光分野では、観光事業者が連携して地域の魅力の向上に挑戦する際の事業経費を補助します。産業分野では、テストベッドの聖地化を目指し、これまでもスタートアップ企業などの本県をフィールドにした実証実験を支援してきましたが、令和6年度からは、県内でのいち早い社会実装も支援していきます。
県は、事業分野や事業ステージを問わず、新たな価値の創出に向けた挑戦を全力で応援していきます。食や観光、産業など、多彩な分野での事業創出は若者の転入や雇用拡大につながり、地域経済を活性化させる大きな原動力となります。

◇富士北麓地域をはじめ県内各地の高付加価値化
富士北麓地域の実情把握や経済・交通・観光の将来予測などの調査を実施し、この地域の観光の在り方を中心とした新たなビジョンを策定します。同時に富士山登山鉄道の調査・検討を継続し、LRT以外の交通手段との比較検討も改めて実施します。
100年先を見据えた富士北麓地域のグランドデザインを描きながら、富士山にふさわしい観光エコシステムの実現に向けた検討を進め、地域の高付加価値化を目指します。
こうした取り組みは富士北麓地域にとどめることなく、県内各地に展開していきます。
八ケ岳周辺では、小淵沢地域の振興に向けて、北杜市や民間企業などとともに振興検討委員会を立ち上げ、自然や文化・芸術などを活用した地域振興を図ります。峡南地域では、中部横断自動車道の利用者拡大が見込まれるため、道の駅富士川を活用して地域のブランド価値をPRし、消費の拡大や滞在時間を伸ばす仕掛けづくりを進めます。甲府地域では、盆地を一望できる眺望と豊かな自然を併せ持つ「武田の杜」の価値を磨き上げ、近隣の観光資源との相乗効果を生み出す方策を検討していきます。

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