やまなしの〝そうだったのか〞を学生がレポート そうかい通信vol.12

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～賃金向上を目指して～
「キャリアアップ・ユニバーシティ(学びの場)」の構築が始まっているらしい?

■わたしがレポートを作成しました!
山梨大学工学部メカトロニクス工学科
2年　磯野阿比さん
最近、豊かさ共創社会という言葉を耳にすることがあります。「豊かさ共創社会」とは、全ての県民が互いに価値と豊かさを育みあい・分かち合える社会のことだそうです。そうした社会を実現するための大きなプロジェクトとして、県が取り組み始めたのがキャリアアップ・ユニバーシティ(CUU)の構築だそうです。
県は、働き手がスキルアップすることにより、企業の収益がアップし、それに伴って働き手の賃金もアップするという「スリーアップ」の好循環を目指しています。
CUUはスリーアップの中の、スキルアップを担う「学びの拠点」です。スキルアップに役立つさまざまな講座情報を集め、働き手が自分に合った講座を検索できる専用のサイトをこれから構築していく予定だそうです。さまざまな業種の方に各々のスキルを磨ける講座を用意し、そこで異業種間交流が生まれることも期待されています。CUUに参加できるのは、スリーアップの理念に賛同した企業の従業員もしくはこれから賛同企業への就職を目指している方です。講座の受講者に対しては修了証を交付し、いずれは自分の学びの履歴が分かるような仕組みにしたいそうです。
技術を磨くような講座だけでなく、職場の意識をアップデートするような人間力を養える講座も開設していくそうなのでとても興味深いです。今、世の中は人との関係性が希薄になっていると思うので、講座を通じていろいろな人と出会い、つながりが生まれるところも有意義だと感じました。就職先を考える際に、スリーアップの理念に賛同している企業かどうかをチェックしてみるのもいいかもしれません。
私自身、大学までで勉強を終わらせていいのか?と感じていたので、就職後も自分のスキルを磨いていける環境整備が山梨で進んでいることが分かり、将来への希望が湧いてきました!「スリーアップ」がさまざまな業界に浸透し、働き手も企業もWin‐Winとなれる社会になっていくことを期待しながら、今後に注目していきます。

◇CHECK!「スリーアップ」とは?
スキル・収益・賃金の3つのアップを目指す取り組みなので「スリーアップ」と名付けました。
県では、スリーアップの理念に賛同した企業で構成する「豊かさ共創スリーアップ推進協議会」を設立し、気運の醸成や参画企業の増加に取り組んでいきます。

■私が説明させていただきました!
労政人材育成課
課長補佐　田邉英理子さん
県では「豊かさ共創社会」の実現を目指して、「やまなしキャリアアップ・ユニバーシティ構想」を策定しました。企業の人材育成をサポートすることで、働き手のスキルアップによる生産性向上、企業の収益向上、賃金向上という好循環の実現を目指しています。

問い合わせ先：労政人材育成課
【電話】055-223-1561【FAX】055-223-1564