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自治体の皆さまへ

山梨県人口減少危機対策パッケージ(暫定プラン)(1)

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山梨県

~それぞれのライフステージにおいて、切れ目のない支援を実現~
〔暫定プランから県民共創プランへ〕
県民の皆さんと共により良いプランを創り上げていくため、暫定プランとしています。たくさんのご意見お待ちしています。

■取り組みの方向性
◇安心できる生活基盤の整備
・子育て世代に対する経済的支援
奨学金・住宅ローン等の負担軽減に向けた検討
・良質で安価な住環境整備
・「介護待機者ゼロ社会」の実現
・全ての業種において安定した雇用対策
産業の安定した発展への支援
・生産性向上に伴う就労環境の改善
社会人・求職者に対するリスキリングの機会提供

◇キャリアと子育ての両立
・男性の主体的な家事・育児参加
育休取得や柔軟な勤務シフトにより最低3カ月子どもに寄り添う期間を確保
・働き方改革の推進
長時間労働の改善、年休の取得促進
・性差・社会的役割に対するアンコンシャスバイアスの解消
・希望する時期に希望する保育所に入所できる「新たな姿の待機児童ゼロ」の推進

◇関係者との連携
・人口減少対策の取り組みを行う市町村への支援
・労働環境改善に向けた関係者との協議
・人口減少対策関係施策の効果検証
・当事者目線による政策立案の仕組みを創設
県民意見をくみ上げる仕組みの検討
県庁若手職員による専門部会の発足

◆若者の自己実現への支援
・社会的自立への支援
将来の具体的なキャリアビジョンを描くためのライフプラン形成支援
希望に沿った就労支援
・将来に希望を持てる環境づくり
キャリア教育の充実等による自己肯定感の向上
社会に触れる機会の創出
・高度な教育を受ける機会の確保
技術系人材育成機関設置に向けた検討

◆自分らしく働ける、魅力ある職場環境の整備
・ワークライフバランス推進の環境づくり
・子育てを経験した男女の希望に応じたキャリア形成の実現
・スタートアップ企業への成長段階における伴走支援
・働き手のスキル・企業の収益・賃金の向上(スリーアップの促進)
学びを賃金アップに繋げる仕組みづくり
・非正規雇用の正規雇用化に向けた取り組み

◆結婚の希望を叶える支援の充実
・未婚化・晩婚化に対する取り組み
結婚や妊娠・出産などに関するライフデザインの若年層への啓発〈民間人材の活用〉
出会いの機会創出〈拡充〉

◆多様な学びの機会の提供
・少人数教育の更なる推進
・いじめ・不登校対策
・ICT活用環境の整備
・PBL(課題解決型学習)の実施
・学童保育(放課後児童クラブ)の充実
・子どもの貧困対策・ひとり親家庭への支援
生活困窮世帯への進学支援
家庭環境の違いにより生じる体験格差の解消
・ヤングケアラーへの支援

◆子育て負担軽減への多面的支援
・子育てに関する経済的負担の軽減
子どもの医療費無料化の促進
給食費無償化を実施する市町村への支援検討
・教育・保育サービスの充実と質の向上
保育料無償化の拡大
保育士の加配、働き方改革
・子育てで離職した女性の再就職支援
保育所等への入所認定の柔軟な運用
県の託児所機能の拡充に向けた検討
・出産後の精神的・身体的負担を軽減するためのレスパイトケアの推進
・国際保育の実現に向けた取り組み

◆安心して子どもを妊娠・出産できる環境の整備
・母子への切れ目のない支援
妊娠から出産・子育てまでの伴走型相談支援と経済的支援
産前産後ケアの推進
一時預かり等の利用促進
・産前産後休暇・育児休業制度改革の国への働きかけ
フリーランスを含む自営業者などへの制度適用(育休取得・給付金受給)
・妊娠・出産に関する経済的負担の軽減
妊婦健診・出産・不妊治療費(先進医療)への助成
・産科・小児科等医療体制の強化
周産期医療体制・小児救急医療体制の充実
医療従事者の育成・働き方改革
先天性代謝異常検査体制の拡充

人口減少問題は特効薬がないといわれています。そこで県は、さまざまな施策を組み合わせて総合的に対策を進めるべく「人口減少危機対策パッケージ(暫定プラン)」を取りまとめました。
「安心できる生活基盤の整備」「キャリアと子育ての両立」「関係者との連携」の3つの柱を取り組みの方向性として、県民の皆さんそれぞれのライフステージに寄り添った切れ目のない支援を実施していきます。
※人口減少危機対策 特設ページはこちら(本紙P4参照)

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