文字サイズ
自治体の皆さまへ

山梨県人口減少危機対策パッケージ(暫定プラン)(5)

7/17

山梨県

■小~高校
ー多様な学びの機会の提供ー
より良い教育環境を整えることは、地域に対する意識や意欲を高め、人口減少の抑制にもつながります。県では、教育の充実を通じて、誰一人取り残されることなく夢や希望の実現に進んでいける社会を目指します。

《先生にしっかり子どもを見てほしい!》
◇25人学級の推進
きめ細かな質の高い教育を実現するため、県では国の基準を上回る25人の学級編制を、小学1年生から3年生に導入しています。少人数教育により、子どもが持つ一人一人の個性を伸ばし可能性を引き出します。山梨で育った子どもが山梨の発展に貢献したり、世界中で活躍したりする、そんな人材を育てる環境づくりを進めていきます。

◇イノベーション人材の育成
新たな価値を生む変革を起こすことができる、将来の山梨を担うイノベーション人材の育成を目指し、県では中高生を対象に、デジタルスキルの効果的な活用方法を学び、周りと共に取り組む姿勢を身につけるための課題解決型学習(PBL)を実施します。
PBLとは子どもが課題を見つけて解決する中で、解決能力や実践能力が育まれる手法のことです。県では中高生でグループを作り地域課題を設定した上で、デジタルスキルを活用した解決方法を考案していくプログラムを行っています。地域を知り学ぶことで、子どもは地域に誇りを持ち、将来山梨で活躍しようという気持ちが芽生えることでしょう。

《子どもの学びを支援してほしい!》
◇生活困窮世帯への進学支援
本県の生活保護世帯の大学等進学率は33.3%と全国21位です。これは県全体の大学等進学率73.5%(2021年度学校基本調査)の半数に満たない数値で、家庭の経済環境で大学進学を諦める子どもがいることが明らかになりました。
いかなる家庭環境であっても、子どもが将来の夢や進学を諦めることがあってはなりません。
県では、生活保護世帯の子どもが民間の学習塾や予備校に通えるよう支援していきます。

◇パソコン・タブレット端末の購入支援
現在、社会のあらゆる場所でICT(情報通信技術)の活用が日常的になっています。パソコンやタブレット端末はこれからの時代を生きる子どもの可能性を広げるために必要不可欠なツールです。県では、県立学校における生徒一人一台端末(パソコン・タブレット)の環境づくりを進めるため、経済的に余裕のない世帯を対象に端末購入費を助成しています。

■ご意見募集
人口減少危機対策パッケージ(暫定プラン)に対する県民の皆さまのご意見を受け付けています。二次元コードからアクセスして、ご意見をお寄せください。(本紙P9参照)

問い合わせ先:二拠点居住推進グループ
【電話】055-223-1841【FAX】055-223-1851

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU