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自治体の皆さまへ

うえのはら健康家族保健師からのメッセージ No.130

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山梨県上野原市

■今月のテーマ
幼児期の歯科健診を積極的に受けましょう!

幼児期(1~6歳)に乳歯がむし歯になり、歯の痛みや不快感をともなう場合には、永久歯に生え替わったあともむし歯になりやすくなるといわれています。
永久歯は一生使うもので、生え替わることはありません。このため、幼児期のむし歯予防は非常に大切になります。

【市の歯科健診の状況】
令和4年度の幼児期の歯科健診受診率は、1歳6か月児が67.1%、3歳児が62.7%でした。
令和2年度は、1歳6か月児が88.2%、3歳児が76.5%でしたので、受診率が下がっています。
保護者に幼児期の歯科健診受診の重要性を理解していただき、健診の受診につなげることが課題となっています。

【むし歯予防の重要性】
1歳6か月児では、むし歯の発見はほとんど見られません。2歳を過ぎてから少しずつ増え始め、3~5歳児になると急激に増加します。
むし歯予防がなぜ必要なのかというと、乳歯がむし歯により喪失すると、食べ物が噛みにくくなります。噛む力が弱くなると消化吸収だけでなく、顎の成長にも影響します。また、言葉を正しく発音する際にも影響します。

【幼児期の歯科健診を受けましょう】
乳歯に歯垢が付着し、その状態で砂糖を含む飲み物や食べ物を摂取するとむし歯になりやすくなります。また、幼児期は歯の手入れが不十分になることが多いために、むし歯の進行を早めてしまう場合があります。

★むし歯を予防するポイント
(1)歯の清掃……歯石の除去および付着の防止
(2)食生活……甘い飲食物の摂取頻度を少なくする。
(3)予防処置……フッ素の塗布など
(4)早期発見・早期治療……定期健診および歯科治療の完了

(4)については、1歳6か月児健診および3歳児健診を市町村で実施することが国で定められています。その中に歯科健診も含まれており、早期発見・早期治療の機会となっています。
市の幼児期の歯科健診は、令和2年度から1歳6か月児および3歳児健診の対象児に歯科健診票を送付し、市内の歯科医院で受診していただく形になっています。

歯科健診では、歯科医師による診察と、歯科衛生士による歯科指導が行われます。お子さんの歯の状態を知る機会となったり、歯の手入れについて助言をもらったりすることができます。また、歯科健診のあとも、むし歯にならないように継続した受診が必要なため、かかりつけ歯科医院を決めることが大切です。
まずは歯科健診を受けることが、お子さんの歯を守る第一歩です。積極的に受けるようにしましょう。

問合せ:子育て保健課
【電話】62-1199

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