上野原市立病院〈睡眠外来〉竹内暢医師の睡眠コラム#10

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■眠りが浅い時は、むしろ積極的に遅寝、早起きに
皆さん、こんにちは。眠りが浅く感じると、もっと長い時間寝ていようとか、睡眠薬を飲んで寝てしまおうとか考えがちです。そもそも、眠りが浅くなる原因は何でしょうか。身体やこころの病気、普段飲んでいる薬の影響はないでしょうか。睡眠の病気では、無呼吸や歯ぎしりなども一因になり得ます。また、夕方以降の嗜好品(お茶、たばこ、チョコレートなど)が眠りに悪影響となる人もいます。色々考えたけれど、思い当たる節がない人は、年齢に伴う変化も考えてみてください。
身体だけでなく、睡眠も年齢によって質と量が変わっていきます。若い時のようにすぐ眠れて、途中で起きず、朝もすっきり起きられることは徐々に減っていきます。それが人としての宿命なのですが、中々受け入れられない人もいます。北風と太陽の童話ではないですが、無理をすると逆効果になることもあります。眠る時くらい、リラックスできるといいですね。