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帝京科学大学 ねこの目報道部 広報うえのはら版ネコノメ Vol.62

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山梨県上野原市

帝京科学大学の学生サークル「ねこの目報道部」は、学生生活や専門分野に関する学内外の情報を発信するフリーマガジン『ネコノメ』を発行しています。
『広報うえのはら版ネコノメ』では、主に地域情報を学生の目線で紹介しています。

◆日本動物行動学会がが開催されました!
11月2日から4日までの3日間、帝京科学大学で日本動物行動学会の年次大会が開催されました。
大会の会場は、学会に所属する研究者の組織・大学が毎年持ち回りで提供することが多く、今年は、我らが帝京科学大学で行われることになりました。
大会は、単に新たな研究成果の発表を見聞きするだけの場ではなく、研究者同士の意見交換や交流の場として、その学問分野をさらに発展させるものでもあります。
このような学会などのイベントは、上野原キャンパスでもたびたび開かれています。以下は、大会に参加した「ねこの目報道部」部員からの報告です。

とろろ:大会の内容は、15分間の映像発表やポスター発表、自由に意見交換できるラウンドテーブルなどで、私は主に、映像発表とラウンドテーブルに参加しました。
動物の養子取り行動やチンパンジーの遊びなどが発表され、中には難しい内容も見られましたが、動物に関する興味深い研究が多くありました。発表を聞いていると、まったく異なる動物種に関する専門家でも興味深そうに聞いていたり、鋭い質問をする場面が多くみられました。先生いわく、異なる動物種であっても、根底にあるロジックは同じであるから、皆このような場で楽しむことができるのだそうです。
この学会への参加は、楽しみながら動物について話ができるよう、自主学習をしようというモチベーションの向上に繋がりました。これからも、このような学びの機会を逃さず参加したいと思います。

まっちゃ:私にとっては、あまりピンとくるような学会ではなかったため、これまで参加したことはなかったのですが、当日に授業があったので、ふらっと訪れてみて面白いなと思い、期間中にもう一度参加しました。
いくつかの発表方法があり、私は、ポスター発表と映像発表を見ました。ポスター発表には、研究者だけでなく高校生の研究成果も出されていて驚きました。映像発表には、発表後に意見を述べたり質問したりするような場面があり、自分とは違った視点に気づいたり、次につながりそうなお話を聴けたりしました。知っている生き物の話のはずなのに知らなかったことや、初めて知る研究方法などを知ることができ、卒業研究もこうするのかなという「研究テーマ」の部分を学べたような気がしました。
今回は、自分の大学で開催されたということもあり、参加が容易でしたが、他の学会などにも参加し、いろいろな視点に触れてみたいと思うきっかけになりました。
今回の大会は、参加した学生の研究に対する興味を深め、新たな刺激を得る良い機会となったようです。それに加え、発表や質疑応答によって自分の考えを整理し、相手に伝える能力を養うことができたと思います。
多くの学会では、非会員の大会参加も可能です。少しでも学問や研究に興味をお持ちの人は、ぜひ一度参加してみてください。
(とろろ まっちゃ ゆづき ズーマー)

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