■上野原市男女共同参画推進委員として活動して思うこと
上野原市男女共同参画推進委員になって、もうすぐ2年が経とうとしています。正直、声がかかったときは、荷が重く、意見を求められても答えることが出来るだろうかと不安でした。しかし、委員のみなさんがとても優しく、子育て世代の人と向き合う機会の多い私自身が感じていることに耳を傾けて頂き、自分の仕事のモチベーションを高めるきっかけになりました。
委員になったとき、ちょうど「子育てサイト」のトップページを作成していました。トップページは母と子が笑顔で向き合っているシーンのものでした。しかし、何か違和感があり、他市町村の同様のページを見ると、おじいちゃんおばあちゃんから3世代の人々が赤ちゃんを抱いたお母さんを囲んでいるものがほとんどでした。今までならそのまま母子のものを採用していたかもしれないと思ったとき、自分には昔からの「子育て=母親」のイメージが根付いていたことを改めて感じました。それと同時に、「子育て・孫育て」について考えていこうと思いました。
日本では、まだまだ男性が社会の中枢を担っており、男女共同参画が進んでいるとは言いがたい状況です。自分の身近でも、女性が子育ての中心で男性の産休および育休の意識が高まらず、休暇取得にまで至らないケースがあります。妊娠・出産後の女性の心身の変化を考えると、家族のサポートの有無はその後の生活に大きく影響します。そういった現状や意識の変革を行うためには、子育て世代やそれより若い世代の人に積極的に男女共同参画について知ってもらう場を作ったり、一緒に考えていく機会を持てるかどうかが今後の活動の鍵になりそうです。
問合せ:市男女共同参画推進委員会(総務課総務担当内)
【電話】62-3117
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