■睡眠中の激しいイビキや呼吸停止、足のぴくつき・ムズムズ感には要注意
皆さん、こんにちは。先月号のコラムはいかがでしたか。自分に合った睡眠時間は、なかなか検査では出にくいものですが、イビキ、呼吸停止、足のぴくつきは、検査をすることで、バッチリ結果が出てきます(市立病院でも検査ができます)。イビキ、呼吸停止は、睡眠時無呼吸症候群という病気の症状の1つですが、診断において、自覚症状があまり当てにならない病気でもあります。
以前行った研究で、40歳以上、65歳以上、80歳以上に分けて解析したところ、自覚症状は年齢とともに減る傾向がありました。自覚症状だけで診断が十分にできないところは、血圧や糖、コレステロールの病気と似ていますね。また、足のムズムズやピクつきは、子どもから高齢者まで、幅広い年代にみられる病気です。検査である程度分かる病気であれば、自覚症状だけではなく、他の人からの指摘を受け止めて、検査を受けてみてもいいかもしれません。
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