■夫婦の家事分担
男女共同参画についての議論で必ず挙がる「家事分担」。現在は共働き世帯が増え、男性も家事をするものだという認識になりました。しかし、お母さんがすべての家事をしていた家庭で育つと、男性も家事をやるものと頭で分かっていても、なかなか自分からはやってくれません。
結婚して2人で過ごすうちは時間の余裕があるので、女性が家事をすべてこなすことは可能です。しかし、子どもが生まれて夫婦共に働いている世帯となると家事の分担は必須です。夫はどうやったら家事をやってくれるようになるのか、子育て保健課子ども家庭担当からいい話を聞いたので紹介したいと思います。
「役割分担をちゃんと守ってもらう」ことが大切だそうです。例えば、夫がお皿洗いをする当番だったとします。でも、なかなかお皿を洗ってくれない。そんなとき、しびれを切らして妻がついつい洗ってしまいがちですが(夫はそれを狙ってなかなか洗ってくれないのかも)、それをしてはいけないそうです。1日中シンクが汚くても夫の役割には手を出さない。それを繰り返していると、夫もあきらめてやってくれるようになっていくそうです。
「日常の小さなことの積み重ねで少しずつ家事をやってくれるようになります。自分がやった方が早いからといって自分でやってしまいがちですが、長い目で見て大変な思いをするのは自分自身です。」子育て保健課子ども家庭担当では、こんなアドバイスを母子健康手帳を交付するときにすることがあるそうです。
問合せ:市男女共同参画推進委員会(総務課総務担当内)
【電話】62-3117
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