■睡眠薬の代わりの寝酒は不眠のもと
適度な飲酒は、心も身体もリラックスできるのでおすすめですと言いたいところですが、適度というのは、なかなか難しいようです。確かに、眠れないときにお酒を飲むと、意外に眠れたと感じたことがある人は多いと思います。睡眠薬はボケるから、お酒の方がいいのではと考えてもしかたがない部分もあるのです。
しかし、お酒にはリラックス作用もありますが、お小水を出やすくする作用もあります。そのため、眠りをちょこちょこ断ち切ってしまい、睡眠に悪い影響を与えます。また、長期的な飲酒は、深い睡眠を奪い、以前と同じような眠りを求めると、飲酒量が増える傾向もあります。さらに、お酒と睡眠薬を同時に使うと、寝ぼけて料理をしたり、物を食べたりなど、夢遊病患者のような症状が出てしまうこともあります。
お酒にしても、睡眠薬にしても、適切な使い方が求められるという点では、どちらも変わりないのかも知れませんね。
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