■児童の意見で「君(くん)」呼び廃止
4月に第11期の男女共同参画推進委員が委嘱され、新たなスタートとなりました。今年度も推進委員会は、第2次上野原スマイルプラン(上野原市男女共同参画プラン)の基本理念である「一人ひとりが活き活き輝くまち」の実現を目指し、広報うえのはらでのスマイルニュースの連載などで啓発活動に取り組んでいきます。
さて、2月下旬の地方新聞に次のような記事が掲載されていました。
『東京のとある区内の小学6年生児童30人が、昨年11月に授業の一環として議場を訪れ、定例会を傍聴。その後の児童へのアンケートに“議長が議員を「◯◯君(くん)」と呼んでいるのが不思議だった、気になった”との意見が寄せられた。この意見を受けて議長は、1週間後の議会運営委員会にて議員の呼び方を「◯◯議員」へと統一することを提案し、可決された。』
この意見を取り入れたのは、男女共同参画やジェンダー平等が叫ばれている状況からだとの理由を述べています。「君(くん)」という呼称に反応した児童たちの学校でも男女共同参画やジェンダー平等についての学習が行われていると推察できます。議会で長きにわたっていた習慣に違和感を覚えた児童たち、また、その意見を真摯に受け止め、前へ進めた議員の皆さんの弾力性に富んだ決断に爽やかな気分になりました。
上野原市議会でも、令和6年3月定例会から呼称が「議員」に統一されています。それぞれの呼び方について、皆さんはどのような感想を持ちましたか。
問合せ:市男女共同参画推進委員会(総務課総務担当内)
【電話】62-3117
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