■地元であるからこそ、ココでしかできないイベントで賑わいを
イベント仕掛人
松吉輝明(まつよしてるあき)さん(市の魅力創出プロデュース)
●イベント開催の理由
地元上野原市に市内外から人を呼び込みたいと考え、「ココでしか出来ないイベント」を目指して企画し、Wine Wall Uenoharaのコンセプトを企画に盛り込み、さらにブラッシュアップした形で開催しました。「ココでしか出来ない」差別化をするためには首都圏から山梨県への玄関口である市の立地を前面に押し出しすことが必要だと考え、「県産ワインおよび県産ブランド肉を利用する構想」と「都心から日帰りできるご当地グルメフェス」というキャッチコピーが生まれました。
●イベント開催にあたって苦労したこと
多くの店舗にご出店いただきましたが、地元エリアに対しての情報共有が思うように行かず、出店数が少なかった事です。一番最初にお声がけしましたが、開催後「知らなかった」「聞いていなかった」という声もあり、残念に感じています。
●今後の展望
先日立ち上げた「甲州Wine Stream構想」の拠点として、Wine Wall Uenoharaが首都圏と山梨県を繋ぐ中心になればと思っています。県の特産品で集客しつつ、市の特産品や見所を紹介して行く形を作れば、継続的な観光客やワーケーション客の増加が見込めると考えています。観光案内所の機能として県全域のコンシェルジュ的なポジションを目指すのが当面の目標です。
●イベント後の感想
地元だからこそのやりがいと大変さを多く経験させていただきました。市役所や観光協会の皆さまをはじめ、多くの方々に多大なるご協力をいただき、なんとか無事に終える事が出来ました。2日間で約8000人の来場でしたが、大きな事故も無く、今は素直にホッとしています。
■開催のため、市内外の関係団体との協力体制構築に奔走
委託型地域おこし協力隊
吉川愁(きっかわしゅう)さん(上野原市観光協会)
●イベントを牽引しようと思ったきっかけ
まず、私が上野原市地域おこし協力隊に応募したきっかけとして、地域おこし協力隊員の募集要項に記載されていた「地域活性化施設(ふらっと上野原)およびWine Wall Uenoharaを拠点とする山梨県産ワインを基軸とした上野原市の観光振興および地域活性化に資する活動」という文章に心惹かれたということがあり、今回のイベントは、私が協力隊に応募したきっかけにおけるひとつの大きな成果となる事業であるため、主たるスタッフの1人として若輩ながら参加させていただきました。
今回のイベント参加は、地域おこし協力隊としての活動の一環ですが、目に見えるものとして市の交流人口を増やすための取り組みであると考え、首都圏からのアクセスの良さ、自然の豊かさなど、市の魅力を通じて「上野原市」を広く知っていただくきっかけのひとつになればと考え、全力で取り組んできました。
●イベント開催にあたって苦労したこと
今回のイベントを「いかに少ない予算でいかに盛大に開催できるか」などを考えると、市内外含めた関係団体の協力が必要不可欠でしたが、その協力体制を作り上げるのに苦労しました。ご協力いただいた皆さんのおかげで盛大な開催となり、心から感謝申し上げます。次回以降の開催でもご協力いただけますと幸いです。
●今後の展望
地域おこし協力隊として、市に人を呼び込むための仕掛けづくりをしたいです。具体的には、旅行業の資格を取得して市観光協会による市内観光名所の案内ツアーなどを開催したいと考えています。もちろん、市の観光などについて、都内でのPR活動はもとより地域活性化施設「ふらっと上野原」の利活用などについてもいろいろと考えて行きたいと思っています。
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