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自治体の皆さまへ

防災・減災について考えよう vol.38

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山梨県上野原市

■毎年6月は、土砂災害防止月間です!
国土交通省では、梅雨や台風の時期を迎えるにあたり、国民一人ひとりが土砂災害の防止および被害の軽減の重要性について認識し、理解を深めることを目的として、毎年6月を「土砂災害防止月間」と定めています。そこで今回は、土砂災害の特徴と主な前兆現象についてお伝えします。

●がけ崩れ
特徴
地中にしみ込んだ水分が土の抵抗力を弱め、集中豪雨や地震などにより地盤が緩み、瞬時に斜面が崩れ落ちます。がけ崩れは、突発的に起こり、崩れ落ちるスピードが速いため、人家の近くで起きると逃げ遅れる人が多く、死者の割合が高い特徴があります。

主な前兆現象
がけから急に水が湧き出る。がけから小石がパラパラ落ちてくる。がけから木の根が切れる音がする。

●地すべり
特徴
比較的緩やかな斜面において、地中の滑りやすい層の地盤が地下水の影響などを受けて、斜面の一部または全部がゆっくりと斜面下方に動き出します。一度に広範囲が動くため、ひとたび発生すると人家、道路、田畑などに大きな被害を及ぼしたり、川をせき止め、洪水などを引き起こす原因になることもあります。

主な前兆現象
沢や井戸の水が濁る。家や擁壁、樹木、電柱などが傾く。斜面から水が湧き出るようになる。

●土石流
特徴
渓流に溜まった土砂が長雨や集中豪雨などによって一気に下流へ押し流されます。その流れの速さは規模によって異なりますが、時速20km~40kmの速度で流れるため破壊力がとても大きく、一瞬のうちに人家や田畑を押し流し、大きな被害をもたらします。

主な前兆現象
土や木の葉の腐ったようなにおいがする。雨が降り続いているのに川の水位が下がる。山鳴りがする。急に川の流れが濁り、流木が混ざる。

災害に備えて、日頃からハザードマップを確認しておきましょう!(市ホームページ)

問合せ:危機管理室
【電話】62-3145

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