■育休は周りの理解から
イクメンの「イク」とは育児のこと、「メン」とは男性のことで、自分自身が子育てを楽しみ成長する男性のことです。イクメンという言葉が定着していますが、男性が育児に参加することは当たり前のことです。育児は大変な仕事なので、身近なパートナーである夫婦が心から協力し合い、助け合うことの重要性の再認識が必要ではないでしょうか。
近年、育児について真剣に考えている男性は増えています。厚生労働省の「雇用均等基本調査」によると、令和4年度の男性育休取得率は、17.13%(令和3年度は13.97%)で、過去最高値となっています。また、山梨県が令和5年度に実施した「山梨県内企業の働き方改革等実態調査」によると、男性育休取得率は、22.3%でした。調査年度が異なっていますが、山梨県内企業の男性育休取得率は、雇用均等基本調査の全国の取得率を上回っていることがわかります。しかし、どちらの調査でも、女性育休取得率は80%を上回っているのに対して、男性育休取得率が低いこともわかります。
男性育休取得率が低い理由としては、「育休を取得しづらい雰囲気がある」、「職場が人手不足」などがあるようです。男性育休取得率を上げるには、本人の意識はもちろんですが、企業や同僚、上司などの周りの理解も必要です。近年、少子化も深刻な問題となっており、男性育休取得率向上の取り組みとあわせて少子化による人口減少対策を前提としたまちづくりが必要となっています。
問合せ:市男女共同参画推進委員会(総務課総務担当内)
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