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スマイルニュース 男女共同参画推進委員会 ♯ 213

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山梨県上野原市

◆楽しい料理
家を新築するため設計の担当者と打ち合わせをしたとき、「台所はどのようにしましょうか」という質問は、私の妻の方に発せられました。私が「いえ、台所は私の領分で」というと、担当者からは、けげんな顔をされました。もう何十年も前の話です。私は、大学3年生のときに下宿生活を始めて以来、自炊生活を続けてきました。当時は、新聞の献立欄を切り抜き、絵葉書に貼って持ち歩き、食材を確保していました。

最近は、男性も料理をするという人が増えてきました。それでも、まだまだ女性の負担が重いのが現状です。総務省の「社会生活基本調査(2021年)」によると、子育て期の夫婦で、家事の週平均時間は、妻が215分、夫が24分です。夫婦とも週35時間以上働いている共働き世帯でも、その傾向は変わりません。「一番苦痛を感じる家事は何ですか」というアンケートで「食事づくり」と答えた主婦が半数近くあったという報道もあります。

私が料理をしているとき、妻が「なにか手伝おうか」といってくることがあります。丁寧に「じゃま」と返しています。調理をするときに頭の中では手順を組み立てています。次はこれをしようと考えているときに狭い台所で動線を遮られるとイラッとしてしまいます。楽しい料理のじゃまはされたくありません。化学実験のようなものです。そして、自分の好みのものを作れるのだからやめられません。料理は誰がやっても楽しいものです。

問い合わせ:市男女共同参画推進委員会(総務課総務担当内)
【電話】62-3117

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