上野原市立病院〈睡眠外来〉竹内暢医師の睡眠コラム #18

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◆高齢者の睡眠
皆さんこんにちは。今回こそは、高齢者の睡眠のお話です。まず、高齢者といっても、その基準は近頃だいぶ変わってきています。60歳定年が普通だったものが、最近では65歳、今後は、70歳まで引き延ばされるとの話もあります。睡眠ガイドラインでも、きっちり年齢を区切らないようにとの記載がありますが、睡眠の研究では、65歳以上を高齢者とするものが多いので、ひとつの目安としてお考えください。
加齢による身体の変化には、いろいろありますが、睡眠にもあります。それは、睡眠時間が短くなる、早寝早起きになる、途中で起きやすくなるといったものです。私も感じるようになりましたが、ぐっすり眠るというのは最近ないですかね。年を取ったというより、若い頃より効率がよくなったと考えるようにしています。皆さんはいかがですか。
睡眠に支障があると感じるのであれば、今の睡眠時間、リズムが自分に合っているか、一度考え直してみてもいいかもしれません。