上野原市立病院〈睡眠外来〉竹内暢医師の睡眠コラム #22

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◆睡眠と生活スタイル
皆さん、明けましておめでとうございます。
『一年の計は元旦にあり』といいますが、今年こそはダイエットや運動をやろうと決めている人もいると思います。しかし、体はなかなか言うことを聞いてくれません。そこで今回は、令和6年に発表された『睡眠と生活スタイル』に関する興味深い論文をご紹介します。6つの望まれる生活スタイル(健康的な食事、定期的な運動、禁煙、禁酒、座りがちでない行動、適正体重)のうち、56個を守れている人を健康的、34個は平均的、それ以下は不健康と、3つの群に分け、それぞれの睡眠について検討した研究です。
健康的な人は、不健康な人と比べると、眠れない・眠気がある生活や睡眠時無呼吸のリスクが半分となり、良質な睡眠を取れている人が1.5倍になるそうです。睡眠は、薬だけではないのですね。
それぞれの生活スタイルについての具体的な解説については、次回、どうぞご期待ください。