■安土桃山~江戸時代 history No.41
ーへそくりじいー
▽笑顔なの?怒っているの?布袋(ほてい)さん
永源寺(下河東)本堂に入ると、上から見下ろす真っ白でふくよかな人がいます。欄間(らんま)の彫刻で、七福神の一人としても有名な布袋さんです。
永源寺の布袋さんは、サンタクロースのようにトレードマークの大きな袋を背負っていますが、面白いことに、右手に持っている杖の先端が、おへそに当たっています。まるで杖でへそをいじっているように見えることから「へそくりじいさん」と呼ばれ、昔は、子どもが悪いことをすると「永源寺のへそくりじいさんがへそを取りに来るぞ」としつけに利用されてきたそうです。
布袋さんというと笑顔で愛嬌があり、へそを取られるイメージは湧きませんが、永源寺の布袋さんを見てください。優しくもあり怖くもある不思議な表情は、「とられるかも」と子どもたちに思わせたに違いありません。
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